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■区議会都市環境委員会で行政視察。ごみ処理施設などに訪れました。
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目黒区議会都市環境委員会で、このほど、行政視察に行ってきましたので、その報告です。視察先とテーマは名古屋市内の都市再生機構による再開発事業、岐阜市の地球温暖化対策や生ごみ処理について、滋賀県彦根市の景観を守る行政づくり、大阪府豊中市と兵庫県伊丹市共同のごみ処理施設、大阪府堺市の駅前再開発事業です。
今回は、豊中市・伊丹市のクリーンランド(ごみ処理施設)について報告します。
ごみ問題はどこの自治体でも曲がり角に立っています。焼却施設、最終処分場の問題、リサイクルの推進など、解決しなければならない問題が山積しています。
豊中市、伊丹市の共同のゴミ処理施設でありますが、府県を超えた共同の施設という、たいへん珍しい特徴を持っています。それだけに、最終処分場への焼却灰などの運搬の仕方もそれぞれの府県のルールに基づいて処理しなければならず、ごみ量の按分をおこなわなければならないなど、ほかのゴミ処理施設と比べて特殊な仕事が多いことがうかがえました。
特徴的な余熱利用
この施設では、ごみを焼却した余熱を再利用しているところが優れた特徴点です。温水プールやアスレチックジムを併設し、そこでごみ問題やエネルギー問題についての啓発コーナーを設けています。ごみ処理と住民の健康増進、そして啓発を一体化させた発想には驚きます。ごみ焼却による熱利用は、あまり効率がよくないといわれますが、余熱利用による電力の自給率が月平均97.8%に至っていることは評価していいのでしょう。ただ、毎年1億円の赤字が出ていて、運営は厳しそうです。コストの面で課題がクリアされれば、優れたモデルになると思います。
リサイクル物ストックヤード管理
リサイクルの管理運営も、ずいぶん細かくおこなっていることがうかがえました。ペットボトルからキャップや包装物を取り除く作業も手作業でおこなっており、人的な労力も費やしています。
毎日、200kgの容リ対象物が含まれているそうですが、分別の過程で乾電池や使い捨てライターが1個でも含まれていたらDランクになってしまったり、容リプラに食品がついてしまっていたら、ディーラーに受け付けてもらえないという厳しいルールがあるようでたいへんな作業です。
また、ごみ袋の中に、さらにコンビニの袋などに入れられているごみを取り出さなければならないという破袋の作業もあります。一口に容器包装プラの資源化というが、実際はかなりの労力を要するものであると改めて感じました。
今のリサイクル施設は暫定的なものであり、2012年に新たなリサイクルセンターを建設する予定だというが、どんな施設が出来上がるのか、楽しみです。
その他
関西地区は大阪湾に最終処分場を設け、焼却灰をそこで最終処分する仕組みであるようです。クリーンランドで灰溶融炉は導入しないのかと聞いたところ、費用対効果の面で課題が多く、その計画はないとのことでした。灰をスラグにしても、それが売れるか、活用できるのかという問題と、施設をつくる面でコストがかかりすぎるということのようです。灰溶融炉は全国でも爆発などトラブルが多く、先日も東京の灰溶融炉もトラブルが起きたばかりであり、むやみに導入することはやめた方がいいのかもしれません。
質疑の中で、焼却ごみの中に廃プラスチックが2割も混じっているということが明らかになりました。焼却炉も古く、廃プラを焼却するということは想定していないという回答でした。したがって、プラスチックが燃えることで炉の温度が上がり、何度も冷却しなければならないといった、「綱渡り」的な運転であるということも明かしてくれました。担当者から、「環境省が、もっと強い権限を持って進めてほしい。そうでなければ、現場としては厳しい」という、ごみ問題に対する国の政策の不備について、率直な批判が語られていたことは印象的でした。
東京では、廃プラスチックの焼却に踏み出しているが、焼却はやめるべきであると考えます。また、熱回収も思ったような効果は得られないことが予想されます。容リプラの資源回収はどんどん進めるべきだと思います。
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