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●12月19日(水)
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■東京大気汚染公害裁判、原告団の陳述を傍聴
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東京大気汚染公害裁判の原告団陳述が十一日、東京地裁でおこなわれました。私の近所に住んでいる、原告のFさんが陳述するというので駆けつけました。
Fさんは、目黒本町三丁目の補助26号線にほど近いアパートに暮らしていた一九九〇年ごろ、車の排ガスなどの影響でぜんそく患者になりました。突然、息苦しくなり、空気がうすくなったような感じがして、夜中によく目が覚めることもあったそうです。「とてもショックで落ち込みました。治療代も高いし、悩んだ」とFさんはいいます。
「病人は使えない」と解雇
ファッションメーカーに勤めていたFさん、当然、勤務にも影響が出始め、休んだり遅刻することも多くなりました。夜中に救急車やタクシーで病院に担ぎ込まれ、朝まで点滴を打って、そのまま会社に出勤したこともあったそうです。ついに、「病人は使えない」と解雇されました。大好きな仕事でありとても無念でした。
家庭生活にも影響が及びました。動けなくなるような発作が襲い、激しい腰痛にも悩まされ、天井からひもをつるして起き上がったり、傘を杖にして部屋を歩いたりしました。ぜんそくの発作が起きて、ポットの熱湯が大腿部にかかり、手のひら大のやけどを負ったこともあったそうです。
「おかあさん、このままじゃ死んじゃうよ」。娘さんは病院にかつぎこまれるFさんを介抱しながら叫んだそうです。Fさんは「娘は口数は多くないが、心底、心配をしていると思います」と言います。
病院で診察を受けると四万〜五万円かかります。自ら働けなくなり、夫もリストラに遭い、質屋やサラ金から金を借り、友達からその日の米代を借りたこともありました。
大気汚染で人生が百八十度くるう
「仕事もうまくいき夫婦関係も円満だったのに、大気汚染によるぜんそくで百八十度人生が狂ってしまった。普通に一生懸命仕事をして、生きがいを持った生活をしたかった」とFさんは涙ながらに語りました。
原告団に加わって裁判を闘っている思いについて、「病気について、(環境を汚染している)社会についてもっと知ってほしい」と語ったFさん、最後に「きれいな環境を後の世代に渡したい。心からの願いです」と締めくくりました。
傍聴して…
いままで、原告団のみなさんの支援を、ほんのささやかながらさせていただいてきたわけですが、私が裁判を傍聴したのは初めてです。Fさんの陳述を聞いて、自分が想像していたよりも、大気汚染被害者がさまざまな面で苦しんできたことを認識しました。秋には判決が出ますが、国、首都高速、自動車メーカーの責任をはっきりさせる判決が出るよう、引き続き支援していきたいと思います。
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