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■羽田空港の都心低空飛行ルート案で講演会、異論の声続出
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羽田空港の増便による都心低空飛行計画問題について考えようと、目黒区三田の住民の方々が中心となってこのほど、講演会を開きました。会場の三田地区防災まちづくり会館の集会場を埋め尽くす、約60人の方たちが参加しました。
講師は航空評論家の秀島一生さん。秀島さんは日本航空で国際線チーフパーサーを30年間務め、映画『沈まぬ太陽』の監修も務めたプロです。
秀島さんは、住宅密集地を大型機が低空飛行することが、どんなに世界から逆行するかについて言及。香港の空港がビル群の屋上すれすれを飛び、閉鎖されたことも紹介し、「23区を低空で縦断し、川崎市の石油コンビナート上を飛ぶなど、非常に危険だ」と強調しました。
また、秀島さんは航空機からの氷塊などの落下物が1978年から今日まで158件あったことを示し、これが事故につながらなかったのは海上や住宅のない場所に落下したからだと指摘。これが住宅密集地に落下したらいのちにかかわる重大事故につながりかねないと警鐘を鳴らしました。
さらに、秀島さんは空港の分散化という世界の流れの中で、羽田空港を過密化させることは明らかに逆行することだと指摘し、国がやるべきことをきちんとやっていないと述べました。
その一つが「横田空域」(*)の問題だと秀島さんは指摘し、1都8県に及ぶ広大なこの空域を、民間航空機が自由に飛行できず、横田空域を迂回するか、高高度で飛び越す不自由な航行ルートしかとれない現状をかえるために、横田空域を日本に返還させることを優先すべきだと強調しました。
秀島さんの講演に対し質疑や意見が相次ぎ、終了時刻を大幅に超える活発な講演会になりました。
三田地域の女性は、「南風時の午後3時から7時まで低空飛行する計画だが、2010年から14年までの5年間のうち、約6割が南風。とんでもない計画だ」と憤っていました。
「経済効果というが、本当に政府が見込んだ効果が期待できるのか」との問いに、秀島さんは「まったく期待できない。したがって、羽田空港を過密にさせる必要はなにもない。世界はこんな危ない橋を渡らない。にわか観光立国を唱えても駄目だ。自分たちの国の良さをアピールしていくべきだ」と述べました。
*横田空域とは
米軍横田基地の管制官が管制を担当し、静岡県の伊豆半島から新潟県に至る1都8県に広がる。最高高度約7千mのいびつな六角形で、南側の一部は日本政府の求めに応じて段
階的に返還され、階段状に約3千mまで削減されている。民間機は事前に米側の許可を得るなどすれば飛行可能だが、実際はほとんどの民間機が迂回したり、飛び越えたりしている。
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