日本共産党目黒区議会議員
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生活・法律相談

生活相談を随時、行っています。ご連絡ください

●法律相談

11月9日(土)

午後5時〜7時
  日本共産党本町事務所へ
   お越しください
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11月20日(水)

午後2時〜3時半
  区役所5階 日本共産党控室へ
   お越しください

朝の駅前宣伝

武蔵小山駅 火曜日 午前7時45分ごろから
西小山駅  水曜日 午前7時45分ごろから
目黒駅   木曜日 午前7時30分ごろから (石川議員と隔週)
  ※天候や仕事の都合で変更の場合があります。




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区政・区議会報告

再び、施設使用料の値上げ問題をどう見るか

 目黒区が住区会議室、ホール、体育施設などの区内施設の使用料を大幅に値上げする「公の施設使用料の見直し方針(改定案)」について、日本共産党目黒区議団は、次の理由で値上げ案を白紙に戻すべきだと考えます。

区民の意見を聞く姿勢の欠如

 自主的な区民団体の活動に大きな影響が予想されるにもかかわらず、区は十分な説明期間や意見募集の期間を設けることなく、意見募集の締め切りを8月20日までとし、9月6日に開会を予定している区議会第3回定例会で使用料値上げのための条例改定をおこない、2013年度から実施しようとしています。あまりにも拙速で強引なやり方です。

区民生活はたいへんなのに…

 2年前に使用料の値上げが提案されたとき、区民や議会から「景気が悪いのに、なぜ値上げか」といった声が噴出しました。こうしたこともあり、区はこのとき、値上げを見送りました。

しかし、経済状況は2年前と比べても一向に改善されず、区民の家計収入は伸び悩み、お年寄りの年金収入は毎年、引き下げられています。景気動向が2年前と変わっていないのに、使用料の値上げ案を示すことは道理がありません。

昨年度決算見込みは少しも悪化していない

 区は施設全体の維持管理経費が1998年度の約22・5億円から2010年度は約24億円に引きあがり、区民の税金を維持管理にあてる割合よりも利用者負担の割合を引き上げたいとして、使用料の値上げをねらっています。

 しかし、2011年度決算の速報値では、区税収入が約4億円増収になるなど、歳入は予算比で1・99%増、実質収支額は前年度比51.5%増と悪化しているわけではありません。施設の維持管理費を問題にして区民に施設使用料値上げを押し付ける理由はありません。また、黒字分を区の貯金にまわし、中目黒駅前や西小山駅前の大型開発を見越して使用料の値上げをめざすことは本末転倒です。

「適正な受益者負担」というが…

 区は施設使用料を値上げする考え方として、「適正な受益者負担」「利用者と未利用者の負担の公平性の確保」などと言っています。しかし、収入にかかわりなく、区民一人ひとりが等しく公の施設を利用できるように、区民の負担を最小限に抑えることが地方自治体の責務です。そうした立場を貫けば、区民が趣味や健康づくり、学習活動や仲間づくりなど、元気でいきいきと活動することができ、目黒区の福祉・介護・医療施策を支える力にもなります。

私も区議会で質疑。「行革」計画以上の負担押しつけ明らかに

 施設使用料値上げ問題で、私は8日の区議会企画総務委員会で質疑しました。

 そのなかで、今回の提案の値上げ幅は2013年度26%、14年度30%、15年度34%と大幅なものであることがわかりました。

 さらに、区は行革計画で、施設使用料値上げによる財源確保額を13年度2500万円、14年度5000万円としているにもかかわらず、今回の使用料値上げ提案での確保額は13年度1億円、14年度1億2千万円と、区民に犠牲を押し付ける行革計画よりも確保額(値上げ額)が大きいのが特徴です。

 私は「区は区民に行革計画以上の犠牲を押し付けるのか」と質問。区は「値上げの財源を他の施策に振り向けていく」などとこたえました。

 結局、区の財政状況は悪化していないにもかかわらず、行き過ぎた財源確保先にありき、といった区の姿勢があらわになりました。



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