石川恭子
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地域の小学校が大きく変わる 学校建て替え計画
        
     地域の小学校が大きく変わる 学校建て替え計画
……………………………………………………………………………………………………………………………………………  老朽化した学校を、2021年から2050年の30年間で建て替える学校施設更新計画が進められています。(昨年、区政報告でお知らせ)2021年度には、学校施設の設計標準を作成し、30年を3期(10年間)に分け、第1期は、駒場小学校(北部)、田道小学校(東部)、鷹番小学校(中央)、向原小学校(南部)、大岡山小学校(西部)の5校と、さらに、区は統廃合を予定している中学校と、区民センター内に整備予定の下目黒小学校、その他として4校を計画しています。
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【構想・設計で2年、工事に4年】  
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 建て替えは、学校ごとに構想・設計に2年その後4年の工事期間となります。
 まず最初にとり組む学校は、向原小学校としています。建て替えの際には、学校周辺にある学童保育クラブ、住区会議室、老人いこいの家、社会教育館などの施設や機能を学校内に盛り込むと。盛り込む施設は、各学校によって異なるしています。

【プール共有化の検討】
 現在各学校には、プールが設置されています。区はプール改築には莫大な費用がかかり、運営にも多額の経費や職員の負担もあるといいます。
 建て替えにあたっては、学校プールの共同利用や、他施設のプールの利用、さらには民間スイミングを利用することも含め検討するとしています。本当に学校のプールをなくしていいのでしょうか。学校に無ければ、遠くの「外部プール」まで移動しなければならず時間がかかります。移動にバスなどを活用することも想定していますが、授業の時間が大きく変わると教育委員会も認めています。
 また、民間プールを利用した場合、授業の夏期プール時間を民間スイミングでは保障出来るのでしょうか。スイミングにインストラクターがいても主体はあくまでも教員です。
 
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【試験的に民間スイミング利用】
 新年度、区は小学校2校で試験的に水泳授業を、民間スイミング施設で行うとしています。中央地域では鷹番小学校となります。教育としての水泳授業は、民間スイミングありきではなく、子どもや教員の立場にたって丁寧に検証を行う事です。すでに昨年、鷹番、向原、大岡山小学校の住民説明会が行われました。関心も高く、多くの人が参加。学校によって様々な要望が出されていました。学校は教育施設であり地域の避難所となる場所です。住民の声をきちんと上げていきましょう。

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   校則を大きく見直した都立高校

 昨年4月、東京都教育委員会は、都立高校に生徒の頭髪の色や髪型、下着の色などを定めた校則について自己点検と見直しを通知。通知では、教職員や生徒、保護者が話し合うよう求めていました。

 都立学校196校の全日制、定時制は、計240課程での取組みの結果、「髪を一律黒く染める」「ツーブロックの禁止」「着の色の指定」など5項目について、廃止。指導対象にしていた55課程のうち35課程を廃止し、20過程が残ったとのことです。
 都教育委員会によると、見直しに当たり、生徒会役員が他県の高校の校則を比較検討したり、参考にしたとのこと。また生徒の意見を取り入れて、市販のカーディガンを可能にした学校があると言います。生徒自身の力が発揮されたのです。
 共産党都議団は校則の問題を取り上げてきましたが、大きな前進です。私も、区議会で区立中学校の校則について取り上げてきました。都立高校のような、頭髪の色染めやツーブロックなどの校則はありません。しかし、下着の色や、靴下の色など細かい規則があります。校則のアンケートを見ると、多くの子ども達が必要の無い校則の指摘や、教員の中からも必要が無いという声がありました。
 目黒区には、子どもの最善の利益を保障する子ども条例があります。各学校が積極的に、生徒や教員、保護者と話し合う場を持つことが大切です。子ども条例が言葉だけではなく、子ども達の生活の中で活かしていくことが求められています。

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