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いじめや虐待をなくし子ども達が安心して暮らせる社会に… 今年もよろしくお願いします
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いじめや虐待をなくし
子ども達が安心して暮らせる社会に…
今年もよろしくお願いします
児童憲章は犹童の幸福をはかる瓩函
1951年5月5日、児童憲章は制定されました。今年で71周年に。前文では「日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、全ての児童の幸福をはかる」と明記されています。
「児童は、人として尊ばれる。児童は、社会の一員として重んぜられる。児童は、よい環境の中で育てられる」と宣言しています。戦時中や敗戦後の子ども達の置かれた困難な状況を克服し、憲法を生かして子どもの幸せを、との多くの関係者の思いが結実したものです。憲章では「すべての児童は、心身ともに、健やかに生まれ、育てられ、その生活を保障される」など具体的に掲げています。
環境の大きな変化のなかで
ところが、子ども達の育つ環境が大きく変化する中で、深刻な事態が起きています。子ども同士の関わりの希薄化が指摘される下、昨年同級生を殺害するショッキングな事件が。さらに、子ども達一人一人に支給されたタブレットによるいじめで、自殺するという悲しい出来事がありました。長引くコロナ禍、全国では、いじめや虐待が増えています。区内では、数年前幼児が虐待死する事件がおき、どうして救うことが出来なかったのかと多くの人が悩み、児童相談所の対応の悪さが指摘されました。「児童相談所」という名前が国民の中に大きく知れ渡りました。
児童相談所の役割
児童相談所は、児童福祉法に基づいて設置される行政機関。18歳未満の子どもに対する相談や、虐待に対する通告に対し、命に関わる緊急事態の場合子どもを親と分離させるなどの対応をします。(児童相談所と共に一時保護所を併設)
職員は、児童福祉司、児童心理士、医師、保健師、保育士など多くの職員が配置されます。
東京都内には、都の児童相談所がありますが、23区の自治体独自で児童相談所が設置できるようになりました。世田谷、荒川、江戸川、港区が設置しました。
荒川児童相談所を視察
昨年末、文教・子ども委員会で荒川児童相談所(子ども家庭総合センター)を視察。全国での虐待は、20万5千件、荒川区の児童相談所に寄せられた相談は(2020年7月〜21年3月)総数1228件、そのうち虐待は572件です。
虐待の内容は、心理的虐待が多く占め、次に身体的虐待。自宅に帰る事が出来ない場合は一時保護になります。一時保護で生活する子どもは、保護者が連れ戻しに来ることもあるので、子どもの行動は制限され、子ども達が生活する場は、外部の人は勝手に入ることが出来ません。
私は、一時保護になると子どもは全く外に出ることは出来ないと今まで聞いていましが、ここでは施設外にもでる機会を設けているという話で、少しほっとしました。
目黒区では、児童相談所を設置するかどうかは決めていません。荒川区の児童相談所を視察し、都の施設より小規模だからこそ、子ども達にきめ細かな対応ができる事を知りました。目黒区でも設置が必要です。
子育て支援の充実を
格差と貧困が広がる中で、子育てに悩む低所得世帯や一人親世帯への支援がますます重要となっています。どの子も生き生きと安心して学び、暮らせる社会に。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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子育て世帯への「臨時特別給付金」
昨年12月、子育て世代への児童一人5万円を給付しました。今年1月7日に残りの5万円を追加給付します。16歳から18歳の児童は申請が必要です。
※詳細は・・・子育て支援係 (電話)5722−9860
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