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75歳以上の医療保険料 来年度・重い負担が直撃《後期高齢者医療》
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75歳以上の医療保険料 来年度・重い負担が直撃
………《後期高齢者医療》………
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後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を他の年齢と別枠の医療保険に囲い込んで、負担増と差別を押しつけるもの。日本共産党は反対しましたが、2008年から導入されました。2年ごとに保険料が改定され、そのたびに値上げ。来年2022〜23年度の保険料が値上げされようとしています。
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【特別対策をしても5.03%増】
東京都内の75歳以上高齢者の2022年〜23年度の後期高齢者医療保険料が、区市町村の一般財源による特別対策(保険料を引き下げるための対策)を行った場合でも、1人当たり現行の保険料が5.03%の値上げになる見通しが明らかになりました。
【保険料が11万円…?】
特別対策が行われない場合は、10.63%の値上げになり、さらに来年度中に予定する病院窓口の2割負担と合わせて、重い負担が高齢者を直撃します。
東京都後期高齢者医療広域連合は、高齢者団体や医療関係者との懇談会で示した試算では、1人当たりの医療給付の伸び率を0.78%所得の伸び率をマイナス1.20%と見込み、値上げを抑えるための剰余金を180億円としました。
区市町村が負担している特別対策費を224億円を投入した場合は1人当たりの保険料は10万6133円。特別対策を行わない場合1人当たり保険料は11万1793円になります。(表参照)
【来年1月確定】
今後、国が示す、各種の数値に基づき算定額を修正し、来年1月に確定する見込みです。
高齢者は、年金が減る中で、医療保険料の値上げ、病院の窓口負担が1割から2割に、重い負担は高齢者の生活を脅かします。国は減らしてきた高齢者医療の国庫負担を抜本的に増額すべきです。そもそも差別と負担増の後期高齢者医療制度は廃止すべきです。
GIGA(ギガ)スクール構想」って何?
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「ギガスクール構想」この言葉をご存じですか?
小中学生のお子さんがいる保護者の方はご存じかもしれません。 文部科学省が進める教育のICT(情報通信技術)化構想です。
小中学生に「1人1台端末」(タブレット)が配布されました。子ども達は、学校や家に毎日持ち帰っての使用が始まっています。
AIドリル、宿題、テストのデジタル化などを進め、「個別最適化」の名のもと、一人ひとりの情報を集約しデーター化。
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今の時代、誰もがスマホをはじめIT機器を使えるようなりたいと思うのはもっともなこと。しかしITを使えば子ども達の教育はOKというものではありません。2018年経済開発機構(OECD)の学習到達度調査では、「本を紙で読む方がデジタルよりも読解力が高い」と指摘。教育のICT化を提唱してきた中央教育審議会の答申にも「紙という媒体の利点や必要性は失われない」とあります。
大学の教授らからは「タブレットやスマホで検索しても検索するのは機械で脳は働かない」「AIは意味を理解できないという限界がある。人間は意味を理解し判断をすることが出来る」など、デジタル化は子どもの考えるという営みを邪魔するという側面があることを指摘しています。
教育は、教員との対面授業が基本で、ICTは補助的な役割で、その活用は現場の教員にゆだねるべきです。タブレットを活用したいじめなども問題に、視力の低下など健康問題も心配されています。子ども達の様子や、学校現場の状況を注視していきたいと思います。
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