石川恭子
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区政報告ニュース
児童虐待ゼロへ 子どもの人権が保障される社会に
 
         児童虐待ゼロへ 子どもの人権が保障される社会に

……………………………………………………………………………………………………………………………………………  区内の5歳の子どもが、保護者の虐待によって亡くなりました。未来ある子どもの命が、保護者によってたたれる異常な事態。二度とあってはなりません。全ての子どもの人権が保障される社会実現に向けて、私たち大人は何をしなければならないのでしょうか。
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【増える続ける虐待】
 虐待が起こる背景には、子育て家庭の孤立と貧困が指摘されています。親の親からの虐待の連鎖、貧困、若年出産、社会的支援の乏しい一人親、非正規雇用など不安定雇用と低賃金などです。格差と貧困が拡大する中で、虐待数は増えているのが現状で、(表参照)目黒区も同様です。
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【児童相談所の役割・ 足りない児童福祉司】
 虐待などの相談や通告は、区の子ども家庭支援センターや都の児童相談所が受けます。虐待対応については児童相談所があたり、虐待が疑われる家庭への立ち入り調査や子どもの一時保護等行います。
 東京には児童相談所が11カ所あり(目黒区内のケースは品川児童相談所が対応)、児童福祉司や心理の専門職員などが配置されています。
 一人一人の虐待のケースは異なり、きめ細かな対応が求められています。
 ところが、虐待数が増える中で児童福祉司一人当たり受け持つケースが、2012年度25件が2016年度には2倍以上の56件に。その結果、都全体で児童福祉司は90人の増員が求められています。先月、共産党区議団は児童相談所を視察しましたが、厳しい職員体制の現状を伺いました。

【一時保護から養護施設へ】
 虐待を受けた子どもは、児童相談所の一時保護から家庭に戻るケースもありますが、養護施設などに入所します。先日、養護施設に伺い現状を聴いてきました。入所している子どものほとんどは、虐待を受けていると。もっと、子どもたちの置かれている現状を知ってほしい、児童相談所の後の養護施設の状況を知ってほしいと力説していました。

【都から区へ】
 都の児童相談所が各区に移管されることになりました。世田谷区は2020年に開設。目黒区は、将来設置することを明らかにしましたが開設年度は決めていません。児童相談所を設立するには、併せて一時保護の場も設けなければなりません。また児童福祉司をはじめ経験豊かな専門職の配置も必要です。各区が児童相談所を計画している中で、職員の確保が難しくなると指摘されています。児童相談所の区設置は切実に求められていますが、財源や人材など様々な課題があり、国や都の支援は欠かせません。
私は、児童相談所の設置について議会で取り上げてきました。引き続き子育て支援の拡充や児童相談所設置に向け頑張っていきます。

※共産党区議団は、7月25日(水)夜、子どもの現状・虐待について(仮称)の学習会をします。 みなさん是非ご参加下さい。詳細は後日お知らせします。

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      ご注意下さい!オレオレ詐欺

 知り合いの所に「還付金を返すから、口座番号を教えてほしい」の電話がかかってきました。「期日が迫っているので、早く教えてほしい」と付け加えられたと言うことです。この電話を受けた方は、オレオレ詐欺を見抜けましたが、みなさん十分ご注意下さい。(以前同様の電話が私の所にも来ました。)

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