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雨水を利用し、渇水・災害対策 先進的な取り組み墨田区に学ぶ
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雨水を利用し、渇水・災害対策
先進的な取り組み墨田区に学ぶ
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近年、都市型豪雨は、各地に大きな被害をもたらしています。墨田区では、雨水を活用し、渇水や災害対策などに取り組み世界的にも評価されています。先日、日本共産党区議団は取り組みを視察しました。
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【国技館に巨大タンクを設置】
すみだ環境ふれあい館を訪問し、区職員の方から取り組みを伺いました。
墨田区は、隅田川・荒川にはさまれ海抜が低く水害が発生するなど、住民の防災意識は高い地域とのこと。雨水利用は職員提案から始まり、水をためれば4つの対策ができると提案しています。●洪水対策(豪雨時の水の流失を抑制し、都市型洪水を軽減)●渇水対策(タンクにためた雨水で、渇水に備える)●震災対策(水道が止まっても生活用水を確保)●環境対策(雨を浸透させる土と緑を増やせば、都市に潤いが戻る)
1982年墨田区は、相撲協会に両国国技館をつくるにあたり雨水利用を申し入れ、大屋根に降った雨水をためる1000tの地下タンクを造ることができました。その結果、都市型洪水を防ぎ、雨水はトイレや防災用水として活用しています。その後、区施設の学校や体育館や区役所など、民間施設にも雨水タンクをつくりました。さらに小さな雨水タンクが一般家庭につくられました。区内には、大・小のタンクがたくさん点在しており、タンクがある施設数532、総貯留槽容量21946㎥。
【独自の助成制度】
雨水タンクを設置するにあたり、墨田区独自の助成制度があります。タンクの種類によって●地下ピットを利用したタンクー上限100万円●中規模1㎥以上のタンクー上限30万円●小規模1㎥未満のタンクー上限4万円。
助成制度は、19年間で307件の利用となっています。
さらに、1995年から1000岼幣紊離泪鵐轡腑鵑侶築などについては、事業者に雨水の利用を求めました。スカイツリーにも2635tの巨大タンクが付いています。
【雨水は資源!】
墨田区の取り組みは、国際環境自治体協議会から受賞を受け、2005年には13カ国参加の雨水東京国際会議を開催。2009年の調査では全国66自治体が助成制度を設けています。国は雨水利用促進法をつくり5月から施行。資源として活用することが求められています。目黒区内でも、都市型豪雨の被害が出ていますが、墨田区に学ぶことです。
一般家庭では、雨水がトイレや植木の散水、打ち水など日常的に活用されていることに大変驚かされました。すみだ環境ふれあい館は、旧学校施設を利用し、世界の雨状況や、雨乞いの道具、様々な雨水タンクなどの資料があり、大変面白い場所です。皆さんもよかったら一度見学を…。
+…+…+…+…+…派兵自衛官自殺40人 +…+…+…+…+…+…+…+……+…+…+…
先日、アフガニスタン・イラク両戦争に派兵された自衛官の自殺者が、政府答弁や防衛省の回答で2014年3月末時点で少なくとも40人になることが明らかに。国民平均や、自衛官全体と比べても、高い割合の自殺率。戦闘行為をしなくても、24時間いつミサイル攻撃を受けるかもわからないなど、恐怖によるストレスが何らかの影響を与えたのでは・・といわれています。「戦地」に自衛官を送り込む集団的自衛権の行使容認は、ますます若者の命を危険にさらします。
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