|
|
|
「特養ホームの増設」「集団的自衛権の行使容認反対」陳情など 区民の声が届いた審議が行われたか?《 区議会陳情審査》
|
「特養ホームの増設」
「集団的自衛権の行使容認反対」陳情など
区民の声が届いた審議が行われたか?
……………《 区議会陳情審査》……………
……………………………………………………………………………………………………………………………………………
23日、区民の皆さんが提出した陳情を、各委員会で審議しました。陳情に込められた区民の声が反映された審議だったでしょうか。主な内容を報告します。
……………………………………………………………………………………………………………………………………………
【まともな審議もなく継続に…】
私の所属している生活福祉委員会では、5本の陳情を審査。
そのうちの一つ「特養ホームの建設促進を求める陳情」は、一昨年に提出されました。しかし、ず〜と継続審議扱いです。
特養ホームの待機者は、今年の6月現在1024人。そのうち要介護3以上は709人です。ますます待機者は増え、目黒区が実施した高齢者のアンケート調査からも、家族介護の深刻さがうかがえます。特養ホームの入所を申し込んで1年以上待機している人は、待機者の過半数を超え、3年以上の人は17.8%です。他の老人保健施設などと比べても、待機する期間がず〜っと長くなっています。施設を入所する理由は、「自宅では、住宅の機能上、在宅での介護が難しい」がトップを占め、「介護する家族の心身の負担が大きい」「整った施設と専門職による介護が必要となっている」が続きます。
介護を受ける本人をはじめ家族も、在宅を願っていても現実に在宅でやっていけない事情があるのです。
私は、区が待機者の実態を把握し、特養ホームの整備に向け、国や都にさらなる財政支援を強く求める必要があることを訴えました。
日本共産党区議団は、この陳情に対し採択(賛成)を主張し続けています。委員会では、自民、公明、みんなの党の発言は全くなく、多数決によって継続審議に。さらに、「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の改正を求める意見書採択に関する陳情」は、日本共産党は賛成しましたが、これについても発言のないまま自民・公明・みんなの党は、継続審議にしました。
【戦争する国にするな!
「集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更に反対する意見書」】
安倍首相は7月上旬にも“戦争できる国づくり”に向けた集団的自衛権行使の容認を閣議決定しようとしています。企画総務委員会では、これに反対する陳情が提出され審議。日本共産党区議団は憲法9条を守る立場から「平和都市宣言では平和憲法を擁護と書かれているが、区長は、これをどう受け止めるか」と質問。区長は「憲法99条に公務員は憲法を尊重し擁護する義務がある、自分も地方公務員としてこの立場に変わりはない」と答弁。
自民・公明・民主など全く発言はなく継続審議となりました。
【「図書館開館時間を9時に戻して」陳情
自民・公明・民主・維新が否決】
文教子ども委員会では、新規陳情「図書館の開館時間を9時に戻すことを求める陳情」を審議。
「財政難」を理由に、緑ヶ丘図書館の開館時間が、9時から11時に変更され、利用時間の短縮によって、「利用できなくなった」「夏休みぐらい9時に開館してほしい」等の声が広がり、多くの利用者が9時の開館を求めています。財政難を理由に他区では例のない時間縮小に、地域では、署名活動も行われ1300筆集まっています。
しかし、住民の声を無視して、自民・公明・民主・維新の党は否決。
※皆さんは、議会での各党の態度をどう思いますか。意見をお寄せください。6月議会は終了となりますが、委員会などの傍聴は誰でもできます。おいでください!
+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+
医療・介護の大改悪法 自民・公明が可決
先日国会では、医療と介護を大改悪する医療・介護総合法が、自民・公明党の賛成で可決。病院のベットを削減し、患者を自宅に返し、介護では要支援者のデイサービス、訪問介護を介護保険から除外しボランティアに移し、介護保険料を一定の所得のある人には2倍の2割にするというものです。区内の要支援者は2500人。要支援者が利用しているサービスの中でデイサービスと訪問介護が占める割合は52%〜53%。重要なサービス部分が除外され、ボランテァなどに移ります。 利用料の2割負担は、区内高齢者の20%の人に影響します。社会保障の財源だと消費税の増税をしましたが、増税分が社会保障にまわるのはわずか1割。国は、今後さらに法人税減税をするために、社会保障を削っていくことを検討。
改悪法の中味を知れば知るほど、怒りがわいてきます。皆さん許せますか?
+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+
|
|
|
|
|
|