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憲法９６条改定 その問題点は？
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憲法９６条改定 その問題点は？
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「憲法改定」について、大きく報道されています。地域の皆さんからも「改定手続９６条って何？」「立憲主義って？」など質問も寄せられます。９６条改定問題について考えます。
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【立憲主義とは・・・】
近代の立憲主義は、主権者である国民が、その人権を保障するために、憲法によって国家権力を縛るという考え方に立っています。 だからこそ憲法の改定は、ときの権力者が都合のいいように改変しないために難しくなっており、ふつうの法律の改定とは異なります。日本国憲法は、９６条で改憲を発議する条件を衆・参の国会議員「各３分の２以上」としています。
ところが自民党や維新の会などは、この改憲のハードルを低くし「２分の１以上」に改定するというものです。９６条の改定は、ときの権力が自由勝手に憲法を変えることができるようになり立憲主義に反するものです。
【各国の憲法改定手続は】
改憲しようとする人たちは、日本の憲法は「世界でも特別変えずらい」「外国と比べ厳しすぎる」と言いますが事実に反しています。多くの国では、一般の法律の制定・改定よりも厳しい規定が設けられています。（図・参照）
【人権を先取りした世界に誇れる憲法！】
１８８カ国の憲法を分析したアメリカの法学者らが昨年、日本国憲法は世界で主流となった人権の上位１９項目までをすべて満たしており、６５年も前に画期的な人権を先取りした憲法と高く評価しました。国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の３大要素を特徴とした日本国憲法は誇れるものです。
日本弁護士連合会は「憲法９６条の発議要件緩和に反対する意見書」を出しました。今しなければならないことは、改憲ではなく９条をはじめとしたすべての条項を実施していくことが求められています。
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