石川恭子
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区政報告ニュース
特養ホーム待機者1000人 生活援助時間の短縮 厳しくなる介護の実態
 
    特養ホーム待機者1000人

               生活援助時間の短縮 厳しくなる介護の実態


  …………………………………………………………………………………………………………………………………………… 犲匆饒澗里濃戮┐覯雜遶瓩量召硫爾如介護保険が導入されました。しかし介護の現場は良くなるどころか、サービスの切り下げ・家族への過重負担・利用料の負担増など厳しくなるばかり。私は定例議会で、足りない特養ホーム問題、時間短縮された生活援助サービス問題など取り上げました。
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 【介護施設が不足する中で お泊りデイサービスの出現】
 特養ホームの待機者は現在約1000人、今後1100人、1200人へと増えることが予想されます。緊急に特養ホームの整備が必要ですが、区の計画は2016年度に民間の事業者による公募・整備のみです。
 特養ホームなど介護施設が不足する中で、特養ホームに入れない人たちが、介護保険外の宿泊デイサービスを利用するようになりました。お泊りは、設備や職員が整っていない中でおこなわれ、長い人では2年間の宿泊も…。男女雑魚寝、けがや事故など起こり、2011年共産党東京都議団は、実態調査を行い公表し問題点を指摘しました。
 こうした中で都は、お泊りデイサービスの施設や職員の基準を設け届け出制にしました。しかしその後も全国では10件の死亡事故が起き、東京では65件の事故が起きています。
 区内には8カ所のお泊りデイ事業者がありますが、区はすべての実態を把握していません。
 さらに区内には60余りのデイサービス事業者がありますが、届け出なくやっているところがあるかわかりません。
私は、すべてのお泊りを行っている事業者の実態把握をするようにと質問し区は、実態把握に努めると答弁しました。

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 【報酬の改定の中でサービス削減】
 昨年4月から介護報酬が改定されました。その結果、生活援助サービスの時間が60分から45分に、90分から60分に短縮されました。
 ヘルパーは時間の短縮によって、今まで行っていた洗濯、掃除、買い物、調理など行うことができずになりました。調理がなくなった利用者は、宅配の弁当になりました。介護度の高い一人暮らし高齢者の場合、自分で調理することができないため、毎食がパンや宅配弁当になります。高齢者からは「せめて1週間に1回手作りの食事を」の声があがります。
 さらに時間短縮は、ゆっくりヘルパーとの会話を楽しむ時間を奪ってしまいました。また、歩行困難な人が歩行リハビリによって回復してきた矢先、その時間が短縮されてしまったケースもあります。
 利用者は、サービスを削減され、さらに国が職員の処遇改善交付金を廃止し報酬に盛り込んだために、利用料負担増となりました。高齢者は踏んだり蹴ったりの状況です。
 また事業者は、デイサービスの時間帯幅によって報酬が改定されたため、収益が減り運営が厳しくなったところも出ています。

 【利用者への聞き取り調査を】
 介護報酬の改定は、利用者・事業者にとっても厳しい事態を招いています。私は、介護保険者として区は、サービス削減の影響、短時間の中で働くヘルパーの実態、事業所の運営実態など、聞き取り調査をすべきではないかと質問しました。
 区は、国のやり方・報酬改定をよしとし、利用者には大きな影響はないと答弁しました。あまりにも実態を見ようとしない区の姿勢にあきれてしまいます。


 
    国民健康保険料・大幅値上げ

                   ファミリー・中間所得世帯に負担増
 


 国民健康保険料は、2011年度から算定方式が変わりました。この結果、値上げ幅の大きくなった世帯層については、経過措置による減額が行われてきました。ところが3月で経過措置を廃止し、非課税世帯のみの減額制度になります。そのために算定方式の変更前2010年と比べると2013年は大幅な値上げとなります。年収250万円(35歳夫婦・こども世帯)は、約9万8千円増え22万7千円の保険料に。65歳以上夫婦では、年収250万円(介護分を除き医療分のみ)は約3万3千円増え16万3千円の保険料に…。
 毎年のように値上げされている高い保険料は、払いたくても払えない事態となり、加入者の20%を超す1万3千世帯が滞納となっています。滞納が続けば保険証がなくなってしまい医者にかかることもできなくなります。 高い保険料は、皆保険制度の崩壊を招きます。保険料の値上げを抑えるために、国や都、そして区は医療の分野の予算を増額すべきです。

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