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2区立幼稚園の廃園計画は撤回を 区営住宅・避難経路の改善を 《定例区議会始まる!》
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2区立幼稚園の廃園計画は撤回を
区営住宅・避難経路の改善を
………《定例区議会始まる!》………
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7日より9月定例議会が始まりました。初日、共産党岩崎ふみひろ議員が、区立幼稚園の廃園計画について、上目黒1丁目区営住宅の管理のあり方などについて一般質問をしました。内容を紹介します。
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【発言の場さえ保障されない説明会】
目黒区は、5つある区立幼稚園を園児数の減少と保育園の待機児解消の理由で、3つの幼稚園を認定こども園に、2つの幼稚園を廃園し保育園に転用するというものです。
しかし、幼児数は11年前の「区立幼稚園のあり方」答申で示された3歳から5歳の人数よりも、現在は700人も増え4994人に。0、1歳児も増え幼児人口が減少するというものではありません。また区の待機児解消計画には、幼稚園2園転用の保育園は入っていません。
各幼稚園での区主催の廃園方針説明会では、保護者から「こどもの立場で考えてほしい」「区立幼稚園を存続してほしい。経済的理由で私立幼稚園には入園できない」など批判の声が上がりました。
また最後の庁舎での説明会には、広い会場いっぱいに保護者・住民が集まりました。しかし、1時間半の説明会で教育長と課長の発言が60分という事態で、住民の発言する場が十分保障されないというお粗末さ。口封じと思われても仕方がない状況でした。
日本共産党は「廃園計画を撤回し、廃園に向けた2012年度の園児募集中止の決定を行うべきではない」と問いました。
これに対し教育長は、廃園計画については撤回をしないと回答しましたが、募集中止時期については答弁をさけました。しかし、他の質問者の同様の質問については「廃園時期については議会と論議する」と答弁。
区は、住民の声を真摯に受け止めるべきではないでしょうか。
【命に関わる避難はしごが・・・】
上目黒1丁目(中目黒駅前)の新区営住宅は13階建てです。火災時などの避難経路は、内階段、外階段、ベランダにある避難はしごとなっています。
ところが外階段は、11階、12階、13階にはなく、外壁のはしごで10階の踊り場に降りるつくりになっています。内階段、ベランダから避難できない場合、11階、12階、13階の人は外壁のはしごで、まず10階に降りなければなりません。高齢者が多い区営住宅では、大変危険で事実上使えません。
日本共産党は「外壁はしごを、早急に改善するよう」問いただしました。これに対し区長は、「改修を研究する」と答弁。命に関わる問題、なぜ住宅をつくる前に検討されなかったのか不思議です。
行方不明高齢者の背景には…
この夏、100歳を超える高齢者の行方不明が大きな問題に。先日NHKは、この問題を取りあげていました。
高齢者が行方不明や亡くなっている中で、年金の不正受給など指摘されていましたが、番組では、さかのぼってその家族構成や家族状況を追いました。
いくつかのケースが紹介されていましたが、どれもかつては、父親が働き経済的にも安定し普通の家庭。ところが、大黒柱の夫の死、家族の病気、介護のため仕事を辞めるなどの事態が家族を襲います。
経済的な基盤が無くなり、坂を転げ落ちるように家族の崩壊。
以前、皆保険制度が無い貧困と格差が拡大するアメリカの現状を描いた映画「シッコ」を見ましたが、その映画を思い出しました。アメリカの底辺社会に近づきつつある日本を実感!
医療や介護が充実し、生活保護制度によって家族を支えることができていればと思わずにはいられません。特異なケースではなく、いつでも起こりうる今日の状況に深く考えさせられた番組でした。
見た方も多いと思います。皆さんはどのように思われましたか?
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