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介護保険10年目 深刻な介護の現場
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介護保険10年目 深刻な介護の現場
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「家族が支える介護から社会が支える介護へ」を掲げ、介護保険が導入され今年で10年に。現状は、家族の負担が軽くなるどころかますます重く深刻になっています。
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【足りない施設、待機者42万人】
介護施設は慢性的に不足し、特別養護老人ホームの入居を待っている待機者は、全国では2009年42万人。目黒区では900人にもなっています。
お金がある人は、民間の有料老人ホームに入居できますが、入居費500万円から数千万円、月額費20万円などの費用負担ができる人は限られています。
入居することができず、高齢者が高齢者を介護する「老々介護」認知症の方が認知症を介護する「認々介護」の笑えない悲しい実態。
【必要な介護が受けられない】
在宅で介護を受け生活しようとしても、同居家族がいるだけで介護が制限される実態。また利用料が高いために、少ない年金生活の中で負担ができず、介護を受けたくても我慢しなければならない 実態があります。
あるケアマネジャーは「その人にとって必要な介護計画をたてるのではなく、いくらお金を負担することができるのか、ここからプランを立てる」と話していました。
【社会保障切り下げの10年間】
介護の現場は、利用者だけにとどまらず、現場で働く介護職員にとっても低賃金と重労働の中で深刻化し、離職者は他の職種に比べ大変多いのが現状です。
こうした事態は、介護保険の10年間が、社会保障の切り下げ・予算削減の10年間だったからです。
私の生活相談の中でも、介護に関する相談が多くなっています。総務省の調査では、家族介護などを理由に仕事を辞めた人は、1年間で14万5千人。介護保険がはじまった当時の1.5倍に増加。介護心中や介護殺人は1年間に32件(毎日新聞)。
誰もが安心して利用できる介護制度が求められています。
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★介護保険の見直しを求め、アンケートにご協力ください!
日本共産党は、介護保険制度を検証し抜本的な見直しを行うために「安心の老後のためにー介護保険見直しに向けたアンケート」を行っています。ご協力よろしくお願いします。アンケートは左記の内容です。(アンケート用紙は日本共産党のホームページに掲載)
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