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取れないショートステイ 早急にベッドの確保を！《決算委員会》
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取れないショートステイ 早急にベッドの確保を！
………………………《決算委員会》………
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私は、現在開かれている決算委員会で、介護の現場で起こっているショートステイの確保が困難な実態と、区として早急にベッドを確保する必要があることを取り上げました。
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【家族を支える重要な役割】
介護は、家族にとって終わりがなく展望もなかなかもてません。さらに、経済的な負担とともに、精神的・肉体的疲労が大きくかかってきます。
介護保険では、家族の負担を軽減するために、ショートステイが設けられています。介護を受ける高齢者を短期間施設にあずけ、その間、家族が介護から離れリフレッシュする機会を与えるというもので、ショートステイは、在宅介護を支える重要な役割を担っています。
【くじ運がよければ…入れる？】
現在区は、ショートステイを特別養護老人ホームにベッド７２床と、老人保健施設の２カ所に持っているとしています。ところが現在、老人保健施設はベッドが満杯でショートステイはやっていません。
ショートステイを確保するために、現場のケアマネジャーは、予約を２カ月前にしますが、そもそもショートステイが少ない中で、希望者が増えている現状は抽選となってしまいます。当選の確率は６割。運が良くなければショートステイに入れません。不足しているので、ケアマネジャーは近隣区の施設を利用しますが、新規者は入れなかったり、サービスの質が低下しているなど深刻な事態です。
【高い利用料、１日２万円】
有料老人ホームが増える中、ショートステイとして有料老人ホームを活用することが多くなっています。しかし利用料が高い。安くて１日１万１千円、平均１万５千円から２万円、さらには２万円から３万円…。
お金を出せる人はいいのですが、経済的に負担できない人は利用できません。低所得者にとってショートステイは、狭き門です。
【求められる緊急対策】
区は２０１１年度までに、ショートステイを専門の単独施設１カ所と、特別養護老人ホーム一カ所に併設する計画です。
ところが事態は深刻で、計画を待っていられません。老老介護の果てに殺害すると悲しい事件がありますが、人ごとではありません。区内でも、数年前に老老介護の方が心中をしました。
ある70代の老老介護者は、せめて月に１回はショートステイを利用し、疲れをとりたいと訴えます。区は、介護の現場で起こっている状況を把握し、緊急に１床でも２床でもショートステイのベッドを確保すべきです。
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私の質問に、区の答弁は、現状を把握していくという姿勢を示すものの、緊急対策をとろうとはしません。今必要な人に手を差し出すのが、行政の役割ではないでしょうか。
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