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子どもたちのための保育園を!医師会小児科部会が区に要望書を提出 《上目黒一丁目保育園》
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子どもたちのための保育園を!
医師会小児科部会が区に要望書を提出
………《上目黒1丁目保育園》………
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区立上目黒1丁目保育園(仮称)が、中目黒駅前再開発ビルの中に整備されようとしていますが、10月21日この保育園の設置について目黒区医師会小児科部会から要望書が提出されました。
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【保育環境を作るのは、大人の当然の義務と…】
前号でお知らせしたように上目黒1丁目保育園(仮称)は、ビルの3階にあり園庭はありません。
窓は開閉することができず、ベランダもなく、夏の楽しい水遊びやプール遊びの場も保育園の中にきちんと確保することができていません。
ビルの同じフロアーには飲食店が入り、保育園への出入りは専用エレベーターとなっており、災害時の安全は大丈夫なのかなど不安の声や批判があがっています。 こうした中で、日常子どもの健康や発達に関わっている小児科医が医師という立場から区に要望書が出されました。
【要望書の主な内容は次の通りです】
親の働き方の変化や経済状況の悪化によって、保育時間はますます長くなっている傾向。だからこそ、子どもたちのためにも快適な保育環境を作るのは大人の当然の義務です。行政は、待機児をなくすために安易に数合わせに保育園を増設するのはさけるべきだと考えます。
保育園は子どもたちが快適に過ごすことができ、災害時を含め安全への配慮が不可欠です。
保育園でもっとも大切にされるべきものは子どもたち。子どもの成長と発達には「食べること」と「遊ぶこと」は不可決です。天気がよい日には窓を開放した部屋で過ごせ、ベランダで遊べる。夏には水遊びができ、冬には園庭で日の光をあびながら遊べる。
また、近くには散歩したり遊べる公園がある。そして大気汚染や火災、水害、地震などが起こったときの安全性まで考慮して保育園は設置されるべきものではないでしょうか。
大人たちの利便性や、行政の都合に合わせて保育園は設置されるべきものではありません。
最近新たに作られる保育園は、あまりにも上記の環境と逸脱していると思われるものがあるようです。この度の計画について、子どもたちへの健康面に視点を合わせた小児科医の意見を述べてみました。
子どもたちのための保育園であるということを忘れず、設置されるよう要望いたします。
平成20年10月21日 目黒区医師会小児科部会
【私立保育園からも要望書 関係者の声に耳を傾けてこそ】
区は「医師会の要望は提言として受け止める。ハード面では設備を充実し、ソフト面では心身共に発達できるように努める」と委員会で答弁。しかし、この間出されている安全や遊びの場などの問題については何も答えていません。
すでに、私立保育園からも子どもの成長発達を保障できる場ではないと要望書が出されていますが全く答えていません。なぜ専門家である医師や保育関係者の声を受け止めないのでしょうか。
さらに区はこの保育園を、指定管理者制度による民間に任せようとしています。「子どもの最善の利益」を掲げた子ども条例をもつ区のやることでしょうか。
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安心して受けられる医療・介護を
知り合いの方のお見舞いに行きました。
片手に手袋をはめられ、その手はベッドに結わえられていました。しかしリハビリをするときは、手袋をとってもらい手を動かしていました。自由に動くその手が、かわいそうでなりませんでした。
一昨年亡くなった私の父も、施設に入っていたときやはり手袋をしていました。自由に動く手がオムツをはずし大変な状況になるので、職員が少ない中ではそうするしかないのですが、やりきれない気持ちでいっぱいでした。
今まで一生懸命生きてきて、人生の最後にこんな対応を受けなければならない医療や介護の実態、"人権"はどこに行っててしまったのでしょうか?
議員になって高齢者の方に合う機会が多い中で感じることは、本当にこの国は高齢者や弱者に冷たいこと。「ホテルのバーの方がやすい」と言っている首相には、庶民の暮らしや介護や医療の実態わかるわけもないでしょうね。
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