石川恭子
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区政報告ニュース
子どもの幸せを第1に考える子ども条例をもつ目黒区が、園庭もない、窓も開かない、ベランダもない保育園をつくるのでしょうか!


 子どもの幸せを第1に考える
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  子ども条例をもつ目黒区が

    園庭もない、窓も開かない 
  
      ベランダもない保育園を

        つくるのでしょうか!

………………………………………………………………………………………………………………………………  中目黒駅前の再開発ビル3階に、園庭もない、窓も開閉できない、ベランダもない区立の保育園が整備されようとしています。4日の文教・子ども委員会で審議をしました。
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  【保育園の園医の意見も聞かず住民の声は無視?】
 委員会では、整備される保育園に対して、各会派と子ども施策推進委員会の委員が提出した意見に対して区の考えを答えるというものでした。
 しかしこの間、住民のみなさんから区に「園庭もない、窓も開かない、ベランダもない保育園では、子どもの成長発達を保障する施設として問題である」と意見が寄せられ、担当窓口には直接住民の方がきているにも関わらずその声は無視しました。また、子どもの健康や発達に直接関わっている園医からの意見は全く聞いていませんでした。

  【園庭は日常の遊び場最低基準をクリアーしてると言うけれど…】
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 区は保育園をつくるにあたって、児童福祉施設最低基準をクリアーしているので問題ないとしています。
 しかしこの保育園には最低基準の園庭はありません。区は、園庭の代替として中目黒川合流地点や中目黒公園をあげていますが、園庭は、日常保育の中で子どもたちが使う遊び場で、園舎のそばにあるから利用できるもので、エレベーターで出入りする保育園ではこの場所は遠く役割を果たせません。また、目黒川合流地点は、集中豪雨になれば水があがることも予想される場です。
 現在区立保育園で園庭のない保育園は二つありますが、この2園のすぐ裏や前には児童遊園があり代替としているのです。

  【〝最低基準の向上〟】
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 最低基準では、児童福祉施設は、最低基準を超えて、常にその設備運営を向上させなければならないと明記しています。だからこそ目黒区は、最低基準以上の「保育所建設標準仕様書」を作り、それを基に区立保育園を整備してきたのです。

  【こんな区立保育園はどこにあるの?】
 高層ビルが多い江東区や港区でも、園庭なし、ベランダなし、窓が開閉できない、ビルの3階という条件の区立保育園はありません。江東区のすべての区立保育園は、窓は開閉し、園庭があります。港区では都営住宅の1階にある園もいくつかありますが、園庭もあり、プール遊びもできます。
 目黒区がつくろうとしている区立保育園は、東京の中でも劣悪な施設といわざるえません。「東京で、こうした条件の区立保育園はどこにあるのか」問いましたが、区は答えることはできませんでした。

  【誇れる、目黒区子ども条例はどこへ…】
 目黒区は、国連子ども権利条約を理念として2005年「子ども条例」を制定しました。子ども条例では、子どもの幸せを第1に考え、子どもの年齢や成長に配慮することなどが明記されています。子ども条例の立場を施策にいかしていくことが必要です。窓の開閉もできない、外気に触れることもできない保育園は、子ども条例に反するものです。
 この保育園についての説明会は、新園で保護者がいないので説明会は開かないとしています。
 区は、区民への説明会を開き、園医や保育現場の職員、専門家の声を真摯に聞くべきです。

 ※文教・子ども委員会で出された資料は、私のホームページでご覧ください。

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