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6月議会始まる 高齢者の医療費負担軽減 住宅の確保を!
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6月議会始まる
高齢者の医療費負担軽減 住宅の確保を!
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17日から定例議会が始まります。日本共産党区議団は森美彦議員が代表し、高齢者の医療や住宅問題などについて一般質問を行います。主な内容は、次の通りです。
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【1.高齢者の医療を守るために】
1970年代、高齢者の医療費は外来・入院とも無料でした。ところが老人保健法が制定され自己負担を導入し、さらに定率制となり1割負担・一定以上の所得者は2割負担、そして昨年からは現役並所得者は3割負担となりました。
医療費の負担増は、年金などで暮らす高齢者にとって生活を脅かすものとなり、「病院に行く回数を減らした」「飲む薬を半分にして、期間をのばしている」などの声が聞こえてきます。さらに4月からは、75歳以上を別立てとし高い保険料を年金から天引きし、差別医療を持ち込む後期高齢者医療制度が導入されました。高齢者の命と健康を守るために
●区長は、後期高齢者医療制度の廃止を国に求めるつもりがあるのかどうか。
●70歳から74歳の窓口負担の中止を政府に求めること。
●病院が指定するオムツや人工肛門・人工膀胱といわれるストーマ装具などは、多額の自己負担となっている。助成額をひき上げること。
【2.住民参加について】
●目黒区基本計画、実施計画、新行革計画、財政計画改定に向け、分野ごとに公募区民と学識経験者などによる区民会議(ワーキンググループ)を設置し、提言書をまとめるなど区民が先頭になって、計画づくりに参加できるようにすべきだと思うがどうか。
【3.高齢者の住宅確保について】
高齢者が転居先を探そうと思っても、家賃が高い、保証人がいない、高齢者と言うことでそもそも貸してくれないなど大変困難な状況です。高齢者が安心して住宅の確保ができるように
●高齢者住み替え家賃助成については、大家から立ち退きを求められた場合、どのような事情でも助成の対象にすること。
実態に合わせた所得制限の緩和、算定基準の見直し、上限額の引き上げを行うこと。
●上目黒福祉工房跡地は売却せず、高齢者住宅を建設すること。
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※森議員の一般質問…17日午後2時半頃です。
皆さん、傍聴においでください。(当日、5階・議会事務局へ)
園庭なし・窓も開かない上目黒1丁目保育園
「基本構想素案」に意見書を提出
……………日本共産党区議団……………
中目黒駅前の再開発ビル3階に建設予定の上目黒1丁目保育園について、前々号の区政ニュースでお知らせしました。(窓の開閉ができない、園庭がない、水遊びができない、エレベータでの移動(安全確保はできるのか)など多くの問題点を指摘しました)
日本共産党区議団は、上目黒1丁目保育園では、子どもたちの発達保障の視点から容認できる施設ではないと意見書を提出しました。
意見書提出の際、子育て支援部長は、現状は何とかしなければならない、外気に触れることができない状況は子どもにとってどのような影響を与えるのか、専門家の声を聞いてみたいと答えました。
【意見書の主な内容は】
●素案の一部の見直しをしても、保育園としての根本問題は解決できないこと。この施設で恒常的な保育をすることは、子どもの成長発達を保障する視点から容認できるものではない。
●保育所として整備する計画をやめ、要求の強い一時保育や病後時保育、子育て広場などの転用を検討すること。
●待機時解消に向けて、守屋教育会館の跡地などの区有地に、保育園の建設を早急に計画すること。
●素案について、早急に住民や関係者に説明し、十分に意見を聞くこと。
※共産党区議団の意見書全文は、石川恭子のホームページに載せてあります。
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応援ありがとうございます!
先週の日曜日祐天寺駅で、後期高齢者医療制度廃止の宣伝活動。「大勢でしました」と言いたいのですが、私1人。通りかかった男性「1人でやっているの。じゃー聞いてあげよう」とベンチに座り最後まで聞いてくれ、署名を。別の女性「もったいないものねー、聞かなくちゃー」とジーと立って最後まで聞いてくれました。皆さんの声が、エネルギーとなり「がんばらなくちゃ」と思うのです。
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上目黒1丁目保育園「基本構想素案」に対する意見書
2008.5.31
日本共産党目黒区議団
児童福祉法には、「保育所は、日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設とする」と規定され、児童福祉施設最低基準には、「入所している者が、明るくて、衛生的な環境において、素養があり、かつ、適切な訓練を受けた職員の指導により、心身ともに健やかにして、社会に適応するように育成されることを保障するもの」と明らかにしています。目黒区は、その基準を確保するために最大限の努力をしてきたところであり、近年改築・整備された八雲保育園、目黒保育園などもこの基準を十分保障する施設となっています。
こうした視点から、日本共産党区議団は上目黒再開発ビルの中の保育園整備については、庭がないことや費用対効果の点からも問題があり、より保育環境に適した新たな場所を検討すべきであると指摘してきました。
今回示された「基本構想素案」は、児童福祉施設最低基準から見ても多くの問題があり、不適切だといわざるを得ません。以下、問題点ならびに意見を述べます。
1、児童福祉施設最低基準第4条は、「児童福祉施設は、最低基準を超えて、常に、その設備及び運営を向上させなければならない」とし、第5条は、「児童福祉施設の構造設備は、採光、換気等入所している者の保健衛生及びこれらの者に対する危害防止に十分な考慮を払って設けられなければならない」としています。ところが、今回の施設は、これまでの施設に例を見ない劣悪なもので、「めぐろこども条例」の理念である子ども権利条約の「子どもの最善の利益保障」に反する施設となっています。
2、施設面の問題点
(1)野外遊戯場について
設備の基準にある野外遊戯場が設置されていません。区は、代替として目黒川合流地点と中目黒公園をあげていますが、いずれも当該施設からは、「散歩」という形をとらない限り利用することができず、隣接する公園を利用している第2上目黒保育園の代替とはまったく条件が異なります。しかも、目黒川合流地点は、再開発計画の中で整備されるもので、そもそも子どもの遊び場を目的とするものではありません。
(2)窓について
野外遊戯場がないばかりか、ベランダもなく窓の開閉もできない環境は、子どもにも職員にも、計り知れないストレスを与えます。毎日、朝から1日を過ごす子どもたちは外気に触れる機会も「散歩」の短時間に限られます。外気に触れ、日光に当たることによって得られる皮膚の鍛錬や体温調節機能を培う機会が保障されません。心身の発達への重大な悪影響が懸念されます。
(3)水遊びできる施設について
水遊びのできる施設がありません。年々暑くなる夏、通常保育園では子どもたちは2カ月あまり水遊びやプール遊びで過ごします。毎日の水遊びの中で、水に対する恐怖心を乗り越えて泳げるようになり、自信を持ち、ひと夏で心身ともに大きな成長を遂げます。第2上目黒保育園にプールを借りに行くとしていますが、第2上目黒保育園の園児だけでいっぱい状況の中で活用は不可能です。
(4)エレベーターについて
園内には専用階段がありますが、小さな子どもたちが移動に使うには無理があります。戸外への出入りはエレベーターを利用することになりますが、乳母車を押し、何人もの乳幼児を連れてのエレベーターでの移動は、事故を起こす可能性も高く、安全が担保されません。人手の確保と移動にかかる時間など、毎日の保育への負担はあまりにも大きすぎます。
(5)ビル風について
GTビルのビル風では、高齢者が転倒するという被害が出ました。歩行の不安定な幼児にも被害が予想されます。
(6)狭いスペースについて
従来の保育園と比べて、1人当たりの面積は大変狭く、さらに、ゼロ歳児室には午睡室もありません。
3、以上のように施設面の問題点は、開発ビルの制約の中では、多少の見直しをしたとしても、根本的な問題を解決することはできません。この施設で恒常的な保育をすることは、子どもたちの発達保障の視点から到底容認できるものではありません。保育所として整備する計画をやめ、住民要求の強い一時保育や病後児保育、子育てひろばなどへの転用を検討することを求めます。
4、待機児解消に向けては、守屋教育館跡地などの区有地を活用して、100人規模の保育園の建設を早急に計画するべきです。
5、素案について、早急に住民や関係者に説明するとともに、十分に意見を聞くことを求めます。
以上
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