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議場に「日の丸」をを掲げないで！12月17日 区民が議長に要望書を提出
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議場に「日の丸」をを掲げないで！
……12月17日……
区民が議長に要望書を提出
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「区議会の議場に国旗の掲揚を求める陳情」が１１月定例区議会に提出され、自民・民主・公明党の賛成で採択されました。陳情は、「日の丸」が区民に親しめるように、また国旗「日の丸」に対して敬愛の心情を養うために、区議会の議場に国旗を掲げていただきたいというものでした。
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【「国旗の掲揚は義務づけない」と国会答弁】
「国旗、国歌」法が制定されたとき、国旗は国のシンボルとして国の公の行事のときに掲げるというもので、「国旗の掲揚を義務づけてはいない」と当時の首相は答弁しました。さらに「思想信条の自由」「内心の自由」を侵してまで国民に強制されるものではないと確認されています。
「日の丸」は、戦争中にはその旗印として使われてきたもので、「国旗、国歌」法が制定されるとき国を二分する賛否がありました。ともに侵略戦争を行ったドイツやイタリアでは、戦争中に使用していた国旗を戦後変えています。
日本共産党区議団は、議場への「日の丸」掲揚については独歩・社民・ネットとともに反対しました。
【全会派一致の原則で】
陳情が採択されても、すぐに「日の丸」が議場に掲揚されるものではありません。掲げるかどうかは、議会運営委員会で審議されます（議会運営委員会は新たな事項を決めるときは全会派一致が原則で、一致しないときは行わないということになっています）
１７日、１２名の区民の皆さんが来庁し、議場に「日の丸」を掲げないように求める要望書を区議会議長に手渡しました。
要望書は、現在でも区民の中では「日の丸」に対する思いは多様であり、「日の丸」を侵略戦争の象徴として認識している人も少なくありません。議会は、選挙を通じて政治的立場や思想・信条の違う議員が集まり、政治論議をたたかわせる場で、議場に「日の丸」掲揚をすること自体なじむものではないとして、国旗の掲揚を行わないように強く要望するとしています。
【区民の思いを訴え】
参加者の方から議長に各自の思いを訴えました。
「『日の丸』の掲揚については意見がふたつにわかれ、掲げないでほしいという意見が多くある」「衆議院には『日の丸』は掲げられていません。掲揚はやめてほしい」「議場は区民のもの。区議会議員だけのものではない。数の力だけでは決めないでほしい」
これに対し議長は「（陳情の採択については）区議会が決めたこと。（掲揚は）１人で決めることではない。議会運営委員長にも伝えておく」と答えました。
今後、議会運営委員会の中で、「日の丸」掲揚についての話し合いが行われることが予想されます。数の力で押し進めていくことがないよう、皆さん傍聴においでください。
来年度から、夏休みが５日間短縮
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目黒区教委区委員会は、新学習指導要領の授業時間数の増加に伴い、前倒しをし来年の夏休みから、休みの日数５日間を減らし授業にあてることにしました。夏休みは７月２１日から８月２４日となります。
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文部科学省は、ゆとり教育から一転して学力の向上のためと授業時間日数を増やすとしています。
国際的な学力調査で、日本の子どもの学力が低下したと言われていますが、ただ時間を長くしただけで学力は向上するのでしょうか。
学力調査で世界でトップを誇るフィンランドは、日本の教育現場とは大きな違いがあります。少人数学級の中で子ども同士が互いに考え合い、現場の教師の自由な裁量の下で授業が押し進められているそうです。フィンランドで学んだある日本人は、授業時間は多くはなく本をたくさん読んだと言っていました。日本の受験のための教育、勝つための教育とは根本的に違い、国の教育予算も雲泥の差です。日本ほど世界の中で保護者の教育費の負担が大きい国はありません。教員の増員、教育環境の改善などしなければならないことはたくさんあります。
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