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戦前の教育に後戻り 教育基本法改定の動き！
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戦前の教育に後戻り 教育基本法改定の動き！
戦前、軍国主義教育が行われ多くの若者を戦争に送り出しました。この苦い経験の反省から、教育基本法は、憲法のかかげる平和や民主主義を実現するために１９４７年に制定されました。
教育基本法は、前文と１１条からなり、教育の目的は個人の「人格の完成」とし、教育の機会均等、行政権力による教育への介入の禁止など大切な原則を定め、教育の憲法といわれています。
【愛国心は強制されるもの？】
ところが「与党・教育基本法改正に関する検討委員会」は、教育基本法の「改定」内容を決め、政府は今国会で改定を行おうとしています。
改定内容の大きな問題が「わが国と郷土を愛する」とした「愛国心」を教育の目標にかかげたことです。「愛国心」は、心の問題であり、それは一人ひとり異なり、ましてや法律で強制されるものではありません。
「国歌」「国旗」法が制定されたとき、「強制されるものではない」と国会での答弁がありましたが、東京都では、「君が代」を歌わない職員に対して処分が行われています。国を愛するという名の下で、再び戦前のような教育にもどそうというものです。
【学力世界一のフィンランド 日本の教育基本法を手本に！】
教育基本法を変えようとする人たちは、「教育基本法が子どもを悪くした」といっていますが、世界の学力調査でトップになったフィンランドでは、日本の教育基本法を手本にして、一人ひとりを大切にする教育が行われてきたのです。
今しなければならないことは、教育基本法の下で、学力テストによる競争教育を辞めることや、一人ひとりを大事にする少人数学級などを行うことです。
国が教育を縛る教育基本法の改悪に反対しましょう。
【教育基本法の前文】
われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本の確立するために、この法律を制定する。
介護保険が改定され…！
介護保険法が改定され、昨年１０月から特別養護老人ホームなどの施設利用料が大幅に値上げされ、この４月からは全面実施となりました。
こうした下で、介護を受けている人、家族の方から、厳しい実態の一部を伺いました。
ある８０代の方はひとり暮らしです。介護保険改定前も後も「要支援１」、週２時間のホームヘルパーが１時間に削られ、今まで借りていたベッドも９月で返さなければなりません。自分でベッドを買おうか、子どもの所にいこうか悩んでいます。
認知症の夫を抱えていらっしゃる方は、入る施設がなくて困っています。ショートスティに短期間入所出来ましたが、食費と居住費が加わり負担の大きさにビックリ。「我が家は経済的にやっていけるけど、国民年金ではやっていけないでしょうね」と…。
別の方は、９０代のお父さんが近県の老人保健施設に。施設に入るやいなや「３カ月で次の施設を探して下さい」と言われたそうです。以前は６カ月だったのに…どこに行けばいいのか入る施設をずっと探しているそうです。
「家族介護から社会全体で支える介護」と言われて導入した介護保険ですが、家族への負担はますます大きくなっています。そして改定によって、経済的な負担はさらに増え、その一方で、今まで受けていたサービスが削られる事態も出てきています。
みなさん、こうした厳しい実態を声に出していきましょう。
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【参院選勝利・区議選勝利 決起集会に１３０人」】
１５日、田村智子参議院東京選挙区候補を迎え、参院選・区議選勝利決起集会を開き、多くの人が参加して下さいました。
私も、決意表明を述べました。会場からは、視覚障害者の方から弱い者いじめの障害者自立支援法の問題や、介護を受けている方から介護の削減の実態などの発言がありました。
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