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放置されている保育園の耐震補強工事 「具体的な検討を行う」と区長答弁
石川恭子が一般質問 3月議会
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放置されている保育園の耐震補強工事 「具体的な検討を行う」と区長答弁
∽∽∽∽∽∽∽∽ 石川恭子が一般質問 《3月議会》 ∽∽∽∽∽∽∽∽
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私は2日に、「子どもが安全で健やかに過ごせる環境の整備」と「子育て支援」について一般質問をしました。質問要旨と区長答弁を報告します。
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●南保育園・祐天寺保育園は、耐震補強工事が行われず放置されています。
実施計画改定に当たって2園の耐震補強工事を最優先課題として盛り込むこと。
(区長)18年の実施計画改定作業の中で具体的な検討を行う。
●東山小学校は老朽化し、雨漏りや床に亀裂が入り子どもの教育に大きな影響をきたしています。
50年を迎える老朽化した校舎を調査し、実施計画の改定に当たり改築計画を盛り込むこと。
(区長)小中学校の改築工事を順次実施していかなければならないと認識している。18年度の実施計画改定に当たり改築計画を検討する。
●全国最低の出生率の目黒区において、特段の子育て支援が求められています。 子ども条例を制定し、次世代行動計画を作成した区として、児童手当を中学生にまで拡大すること。
(区長)財政負担が伴うので、現在は考えていない。
●保護者には、日常的な教材費や塾代がかかり、さらに入学・卒業時の標準服、鞄、体操着などの購入費、卒業アルバム代など、教育費の大きな負担がかかります。
文部科学省の調査では、1年間にかかる経費は、小学生が約29万円、中学生が約43万円です。
負担は欧州に比べ大変大きく、働く女性の7割が「子育てに経済的支援を」望んでいます。
入学時、卒業時を始め教育費の負担を軽減するための補助制度を設けること。
(区長)新たな補助制度は考えていない。
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保育園や学校の問題では、区長の「検討する」の前向きな回答を得ることが出来ましたが、これはあたり前の答弁だと思いました。
この問題を取りあげるにあたり東山小学校を視察しましたが、何カ所も雨漏りがあり漏電しないために蛍光灯まではずしている状況に驚ろきました。さらに、ここまで放置し、改築計画すらないのにはビックリです。
東山小学校だけではなく今後築50年を迎える学校が増えてきます。現場の声をきちんと吸い上げる教育委員会であってほしいと思います。
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「緊急情報等連絡システム」の導入で 子どもの安全守れるの?
子どもを取り巻く環境はますます悪化し、悲しい子どもの事故や事件が連日起こっています。
こうした下、子どもたちの安全を犯罪から守ることが求められています。 目黒区は、犯罪や事故を未然に防ぐために、小学校、中学校、幼稚園、学童保育クラブなどの保護者を対象に、受信登録者のメールやパソコンに緊急情報(不審者などの防犯情報や火災などの防犯情報)を知らせるシステム、「学校緊急情報等連絡システム」の導入を検討しています。
【情報集めで、疑心暗鬼?】
情報は、警察署から区の生活安全対策室に送られ、そこから教育委員会に送り、教育委員会が学校や幼稚園、さらには直接保護者に送ります。
すべての情報は警察から送られますが、その情報は、地域や保護者からも集めるとしています。
こうしたことが行われれば、他の人とちょっと様子が違うだけで「不審者」として扱われる場合も出てくるのではないでしょうか。また、地域の中で互いに監視しあうということにならないでしょうか。
【地域の中で見守りを】
今までは、見慣れた隣近所の子どもが地元の学校に通い、地域の人たちのたくさんの目で子どもの安全を見守ることが出来ました。
しかし、学校選択制が導入され、地元の学校から遠く離れた学校に通う子どもが増え、地域性が薄らいできました。
また、第2・5・6中学校の統合によって学校区域が広がり、地域の住民の目もなかなか届かなくなります。このシステムを導入している他区では、情報の発信は年に数件ということです。
教育委員会は、こうしたところに力を注ぐよりも、学校が地域と結びつくための施策を進めることが大切だと思います。
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