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完全個室、けま喜楽苑 特別養護老人ホームを視察《日本共産党目黒区議団》
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完全個室、けま喜楽苑 特別養護老人ホームを視察
∞∞∞∞∞∞∞《日本共産党目黒区議団》∞∞∞∞∞∞∞
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日本共産党目黒区議団は、１２月３日〜５日の日程で、尼崎市の高齢者福祉施設「けま喜楽苑」、岸和田市が制定した自治基本条例の取り組み、京都市西新道錦会商店街振興組合を視察しました。それぞれの先進的な取り組みに、多くのことを学んできました。その内容を２回に分けて報告します。
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【人権を守る施設らしくない施設づくり】
社会福祉法人・尼崎老人福祉会は兵庫県内にいくつかの高齢者施設を運営していますが、「けま喜楽苑」は尼崎市内の住宅地の中にある、認知症グループホーム（個室１８戸）、特別養護老人ホーム（個室５０戸）、ショートステイ（個室２０戸）の施設です。施設をつくるにあたっては、「収容所施設」はつくらない、施設らしくない施設をつくるこの考え方が貫かれ、人が暮らす住まいとしての配慮が満ちあふれていました。
（■写真は施設内の各所に設けられたコーナー）
【自由にお酒が飲める】
施設の入り口は二つあり、一つの入り口は、家族が職員に気兼ねなく自由に訪問が出来る入り口。グループホームの玄関は、格子造りになっていて雑誌などで見る京都の料亭のようでした。（設計は、京都の設計士とのことで納得できました）
お部屋は完全個室で、各自の生活、プライベートが保障されています。能面造りの仕事をされていた方の入り口には、自分でつくったお面が飾ってありました。
一般的に施設では、壁に職員の紹介を始め様々な掲示物が張ってありますが、ここでは一切なし。本当に驚いたのは、入居者の方が利用できる、バーカウンターのコーナーがあることでした。施設に入っていても、ここでは自由にお酒が飲める時間と空間が保障されているのです。
【入居者も参加民主的運営】
喜楽苑では、認知症のグループホームも含め、入居者も参加して民主的な運営が行われています。そして職員のたりない部分では、積極的にボランティアの活用を図っていました。
国の介護保険制度の下では、どこの施設も運営は大変な状況ですが、ここではそうした中でも「人権を守る」「民主的運営」が貫かれていました。こんな所なら私も入りたいと思いましたが、待機者は６７０人。喜楽苑は、施設の概念を変えさせる施設でした。
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∞∞∞∞∞∞∞ ニュースに思う ∞∞∞∞∞∞∞
小学生殺害事件が連続して起こりました。テレビのニュースを聞くたびに、未来ある若い命を抹殺した者への怒りがこみ上げてきます。
それと同時に、テレビやラジオなどの報道についても、大きな疑問がわきます。殺害された子どもが、刃物でどのように刺されたのかまるで様子を見たかのように状況を報道する必要があるのでしょうか。毎日、子どもの名前と写真を映し出す必要があるのでしょうか。
明らかになった事実は報道されてしかるべきだと思いますが、ことさら興味本位の過激的な報道が目につきます。
こうした報道は、かえって模倣犯をつくってしまうのではと、不安を感じます。そして何よりも、被害者の方に大きな苦痛と悲しみを与えてしまうと思うのです。冷静かつ沈着な報道姿勢を望みます。
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