石川恭子
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多くの区民の反対の下、杉並教育委員会が 侵略戦争肯定「つくる会」歴史教科書を採択!
多くの区民の反対の下、杉並教育委員会が侵略戦争肯定「つくる会」歴史教科書を採択!

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12日、杉並教育委員会は、来年度から実施する区立中学校で使う歴史教科書に、侵略戦争を肯定する「新しい歴史教科書をつくる会」が主導する扶桑社の教科書を採択。採択は23区では初めてで、公立では栃木県の大田原市と東京都の中高一貫校、障害児学校のごく一部です。

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【異常な中での採択、審議のやり直しを!】
  杉並区民や多くの人たちが「つくる会」の教科書を採択するなと教育委員会を傍聴する中、教育委員5人の採択は、3対2の1票差で採択。
 杉並区では、区長が「つくる会」の教科書を推進し、2001年の採択の時反対した教育長を辞めさせたり、区議会で「大東亜戦争」という言葉を使い戦争を正当化する発言などを行ってきました。
 また、採択の数日前には、扶桑社を支持しない教育委員を中傷する事態などがおこり、異常な圧力の中で行われました。父母や現場の教師の声を聞き、審議をやり直すべきとの声が起こっています。

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【戦後60年 憲法・広島・長崎・靖国… 史実を伝える大切さ痛感】
 戦後60年、節目の年、新聞やテレビでは、憲法、広島・長崎の原爆、靖国神社参拝や教科書問題などが取り上げられました。
 先日、靖国神社参拝、歴史認識問題についてのテレビ討論で、一般参加者の女性が南京大虐殺の写真は誤りであり誇大化していると、また、男子学生からは「靖国参拝は、外国から指摘される問題ではない」など、唖然とした発言が。20代、30代の若い世代からの首相の靖国参拝を正当化する発言には心が痛みます。
 そんな中で「今の学校教育の中では近代史がきちんと教えられていない」「中国で暮らすが、自分の国(日本)の歴史が分からないので話し合いができない」などいくつかの声。残念ながら「つくる会」の歴史教科書が一部分で採択されてしまいました。
 歴史を歪曲する教科書は、子どもたちの手に渡さない運動をもっと大きくするとともに、平和を望んでいる多くの若者に、20世紀、日本の行った戦争の史実をきちんと伝えていくことの必要性を痛切に実感じた休日でした。
   
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食費・居住費の全額自己負担 特養ホームなどの施設から 《10月実施》

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 自民・公明・民主党の賛成で介護保険法が改悪され、10月から特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設およびショートステイの食費と居住費、通所介護・通所リハビリテーションの食費が全額自己負担となります。これは、お年寄りに新たに年間3000億円の負担を強いるものです。10日の生活福祉員会では、「介護保険制度改正における施設給付の見直しについて」の報告がありました。

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【現行でも重い負担の保険料と一割利用料 】
 高齢者の国民年金給付額は、平均月額4万6000円と言われています。ここから、保険料が差し引かれ、介護保険を利用すると1割の利用料を支払わなければなりません。
 家族介護から社会全体の介護へ、選択できる介護へと鳴り物入りで介護保険制度が2000年から導入されましたが、「利用したくても利用料の負担が高くて十分な介護を受けることができない」「かえって家族への負担が増えた」等の批判の声があがっています。こうした中で、さらに負担を大きくするというものです。
 標準的な負担額は、表の通りです。
 国は、こうした負担は、低所得者(住民税非課税世帯など)に対する軽減措置や、社会福祉法人などの減免制度の見直しと活用によって負担が少なくなるとしています。
 また、区も国の軽減対策によって、低所得者への対応はおおむねできるとして、独自の低所得者への対策は必要ないと言っています。

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【お金の切れ目が命の切れ目?】
 国の対策で本当に低所得者への対応ができるのか。低所得者層には入らない住民税課税層でも大きな負担がかかってきますが、それは全く自己責任ということなのか。
10月から2万5000千円上がるなど切実な声が寄せられています。お金の切れ目が命の切れ目、こうした事態が生まれようとしています。



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