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教科センター方式の聖籠中学校 茅野市福祉サービスセンターを視察
7月7・8日 <日本共産党目黒区議団>
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教科センター方式の聖籠中学校 茅野市福祉サービスセンターを視察
…………………………………………日本共産党目黒区議団…………………………………………
7、8日の両日、共産党区議団は教科センター方式を取り入れている新潟県聖籠町の聖籠中学校と長野県茅野市の地域福祉計画、福祉サービスセンターを視察しました。この内容を2回に分けて報告します。
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【日本一生き生きした中学校を目指し 多くの地域の人が参加する中で誕生】
新潟市から北へ車で30分の田園地帯に、聖籠(せいろう)中学校があります。今から9年前に統合中学校建設推進委員会が、主婦、農業、会社社長など地域の住民17名と3名の学識経験者の委員によって発足し、まず最初に「学校は何のために行くのか」を論議したとのことでした。そして2001年、二つの中学校を統合し町内一つの、新しい聖籠中学校が誕生しました。 学校は町の一部として位置づけ、多くの地域の人が学校と関わり、校内にはボランティアのいる部屋まで設けられ、校内の案内も地域の人が行ってくれました。
【学級とホームベース の二つの組織に所属】
子どもたちは、従来の学級という組織(5クラス)とホームベースという(学級よりも少し小さな組織)六つの組織に属しています。
音楽、技術家庭、体育、総合など集団との関わりを必要とする授業は学級単位で行い、国語、社会、数学、英語、など個々の学びを保障する授業は、ホームベースの単位で行います。二つの組織があり、子どもたちはとまどわないのかと思いますが、すぐに順応するとのこと。授業時間は、70分です。子どもたちが集中できるのかと心配になりましたが、これも問題はないようでした。
新年度、4月1日にクラス発表を行い、始業式までに教師は家庭訪問をし、個々の子どもたちの状況をつかむそうです。全校生徒は481人、センター方式ではこの人数が限界ではないかと校長先生が話していました。
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■2階建ての広い広い学校で、学校というよりは、ペンションといった感じでした。教科センター方式を取り入れた学校の視察は3校になりましたが、同じ教科センター方式でも各学校によって様々だというのが分かりました。共通しているのは、取り入れるにあたって、現場の教師の徹底した論議が行われているということです。
目黒区でも、教師の論議の場がもっと必要ではないかと痛感しました。
指定管理者制度導入に向けて 26条例改正の可決
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第2回定例区議会∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
特別養護老人ホーム、勤労福祉会館、母子生活支援施設など公の施設は、これまで区が直営で管理運営を行うか、法人や財団など公共団体に委託されてきました。しかし自治法の「改正」によって、営利を目的とした民間企業にも代行させることが出来るようになりました。
この指定管理者制度導入にあたり、第2回定例区議会(6月21〜30日)で26条例が提案され可決されました。
日本共産党区議団は、各条例に対し意見・要望をし、22条例に賛成しました。 区営住宅条例、区民住宅条例、三田地区整備事業住宅条例、区立従前居住者用住宅条例四件については、入居者や入居応募者の個人情報(勤務先、収入、家族構成など)が、民間企業に集積するなど、個人情報保護の立場から問題があり直営に戻すべきだと反対しました。
【公正・適切・平等の下に福祉の増進を!】
各条例に行った意見・要望の主な内容です。
●施設の運営が、住民のサービス向上や住民の視点で行われているかどうかチェックす るシステム、利用者運営委員会を設けること。
●区議会議員、区長、助役などの兼業禁止が明記されているが、「その家族など」も加 えること。
●住民の福祉や生活の向上に深く関わることから、情報公開の規定を明記し、当該施設 でも閲覧できるようにすること。
●指定管理者の提出した報告書にたいし、区が調査し必要な指示が出来ること。
収入のほとんどない障害者にサービスの費用負担を強いるという血も涙もない自立支援法が国会で審議されていますが、障害者その家族などから見直すようにと全国的な大きな運動が起こっています。
…………………………………………◆議会を終えて◆…………………………………………
6月定例区議会で、「障害者自立支援法の制定に対する意見書」が全会一致で、採択されましたが、3月定例区議会で、この意見書が生活福祉委員会で出されたとき、共産党が採択すべきだと主張しても、自民・公明・民主党はほとんど質疑することなく簡単に継続審議にしてしまいました。
しかし、大きな運動の中で今議会では、自民・公明・民主党の態度が変わりました。国民の力が各党の姿勢を変えていくということを実感した議会でした。
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