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二中・五中・六中の統合新校 目黒中央中学校基本構想(素案)発表
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二中・五中・六中の統合新校 目黒中央中学校基本構想(素案)発表
来年度、区立第二中・五中・六中学校が統合し、第五中学校跡地に新校(目黒中央中学校)が整備されます。新校の新築工事基本構想(素案)が発表され、19日の文教委員会で審議されました。その審議を傍聴してきました。
【クラス教室が全くない教科教室方式】
新校は、四階建て、運動場面積は4800平方メートルで、現在の五中の運動場の広さ(トラック150メートル、直線80メートル)と同じです。
従来の学校と大きく異なることは、クラス単位の教室がないことです。教科の理科室、美術室、技術室などの教室に加え、国語、数学、英語、社会の各教室が設けられ(教科教室方式)ています。
各教科の教室の隣には、ロッカー室兼談話室があり(教科室の3分の1程度の広さを検討していたが、もう少し広げたいと教育委員会の答弁)、この場所にテーブルを並べクラスの教室の役割をさせていくということです。教師は、各教科ごとの教員コーナーにいて、いつでも子どもの質問などに対応できるとしています。
【学力向上のための学校?】
教育委員会は、教科教室方式は学力を向上させるための方法と答えていましたが、こうした取り組みは全国でもまだ珍しく、港区の六本木中学・茨城の大洗南中学など数校があげられていました。
【子どもにとって 望まれる学校とは】
「時間割によって年中移動しているが、子どもの居場所があるのか」「学習面と生活面の統一はどうなるのか」などの質問が出されていました。文教委員会で教科教室方式について論議したのは、はじめてのようで討議時間も議論の深まりも不十分でした。
学力の向上は大切ですが、学校は、学力だけが求められる場ではないと思います。子ども同士の関わり、クラスの中で役割を担うことなど様々なことを学んでいく場でもあります。子ども、現場の教師など関係者、多くの人の声を聞き押し進めていくことが
大切だと思います。
東京の福祉は“冬の時代 ” 福祉予算削減、全国一!
石原都知事は、「何が贅沢だと言えば福祉」と発言し、4年間で856億円の福祉予算を削減してきました。高齢者が増え、多くの自治体が福祉の予算を増やしている中で、異常な削減です。どんなものが削減され、実態はどうなっているのか。
【高齢者・障害者のくらしを支える制度を改悪】
●まる福(69歳までの都独自の医療助成)の段階的廃止(07年6月全廃止)
医者にかかる回数が2割も減少。
●老人福祉手当(寝たきり高齢者への手当・月55000円)を03年度廃止
5万人以上が受けていた制度。「この手当を、介護保険にかかる費用にまわしていたのに、(手当が)ないので介護サービスも十分受けられない」の声。
●障害者医療費助成や手当の切り下げ
在宅で酸素療法を利用している人の医療費が上がり、重い負担に悲鳴。重度の障害をもつ1500の手当を削減。
●特別養護老人ホームの補助金削減
補助金を5年間でこれまでの7分の1に削減。「シーツの取り替える回数を減らした」「楽しみだったクリスマス会などの行事を減らした」の現場の声。
【都議会での各政党の態度】
●自民党…福祉をいくら削減することができたかと問いただし「902億円の財源がひねり出せた」と福祉切り捨てを認めさせる答弁をさせる。
●民主党…「寝たきり手当は、寝たきりを助長する」と、手当切り捨てを認める発言。
●公明党…「私たちの主張にそう」と評価。
●共産党…福祉きり捨てに反対。
【赤字の「臨海開発」に2兆円!税金の使い方が問われます】
都民の税金は1円も使わないと言いながら、臨海開発には2兆円も税金が投入され、さらに破綻した中でも今後も税金が投入されていきます。税金の使い方を変えれば福祉もくらしも、守ることが出来ます。私たちが、「こんな税金の使い方はいやだ」「都政を変えよう」の声をあげていくときです。
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