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■ (財政)福祉と教育を優先しているか
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民生費と教育費の一般会計に占める構成比の23区比較(2007年度) |
青木区長は、「民生費と教育費を合計すると一般会計の約5割を占めている。だから福祉と教育にはしっかりと予算を組んでいる」と胸を張って言います。
さて、「本当にそうだろうか?」と疑問をもったので、23区比較と、1980年から2009年までの推移がどうなっているのか、2つの角度から調査してみました。
まず、民生費と教育費の合計が一般会計に占める構成比の23区比較では、目黒区は、ワースト5位でした。青木区長が胸をはって自慢げに言うほどのレベルでないことが分かりました。念のために、一人あたりの民生費を23区比較してみましたが、何と下から3位というありさまでした。
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一人あたりの民生費の23区比較(2007年度) |
次に、1980年から2009年までの推移ですが、構成比が次第に右肩下がりであることが分かりました。その要因については、さらに深い分析が必要ですが、決して福祉と教育が重んじられつつあるわけでもなさそうです。
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1980年から2009年にかけての民生費と教育費の一般会計に占める構成比の推移 |
いずれにしても、青木区長の「福祉と教育にはしっかりと予算を組んでいる」と胸を張って言える状況にないことだけは確かなようです。
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