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■610号 福祉的なコミュニティバスを
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赤字補助は
2月6日、東急バス本社にてコミュニティバスについて要請しました。
コミュニティバスは、行政が、地域のバス会社に委託し、行政が赤字部分を補助して成り立っている制度です。220円の運賃を福祉的な立場から100円から150円に抑えています。
大小同じ
小さいバスだからといって決して安くなく、ポンチョという小型バスの代金は1700万円。大型バスが2400万円だから大差なく、人件費は大型も小型も同じである。
区から提案を
渋谷区のハチ公バスのように、510円の一日券でバス停からバス停へ乗り継いで利用すると便利。こうした提案が目黒区からあれば実施に向けた検討をすると東急バスからの説明でした。
全会派一致
目黒区議会では、2018年3月定例会において全会派一致で、コミュニティバスを目黒区内に走らせる陳情が採択され、これを受けて、今年度は、目黒区として実現に向けた検討を進めています。
運動の中で
障害者団体等も区に要請してきました。また、陳情審査での私の質問に、「コミュニティバスは、公共交通機関の補完事業という意味合いでは今後、検討していく必要がある」と区は答弁していました。
赤字というが
目黒区は、バスの購入費用が3000万円から4000万円かかり、3年ぐらいの初動期の運営経費が600万ぐらい赤字になると言います。
3回目の検討は
今回区として3回目の調査検討になっています。2004年調査では、採算性があるのは東山界隈だけという結果が出ました。2016年に、福祉、観光、産業も含め検討会を開催。2017年は2回開催されましたが、結果が見えてきません。
福祉の視点で
区は、バス事業者、タクシー団体など、全部入れて、法令に基づくコミュニティ協議会をつくって、行政が支援をしていくというシステムをつくりたいようです。
赤字補助は避け採算を重視することを前提とするのではなく、高齢者、障害者、区民の暮らしの安心、医療や福祉、介護の視点を重視した検討にすべきです。
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