森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

542号 国保料値上げに自公民賛成



所得は減る一方

 高すぎる国民健康保険料が4月からまた値上げされようとしています。
 国保加入者の多くが高齢者や自営業者、非正規労働者、失業者などであり、生活は深刻な事態に追い込まれ、所得は減る一方なのに、23区の保険料は10年以上連続して上がる一方です。

高くて払えず

 目黒区の国保加入者の所得状況は、所得100万円以下が59%、所得200万円以下が76%を占めています。こうした所得が低い層ほど支払えない高い保険料になっています。

9万円が倍に

 給与所得者3人世帯で所得200万円のケースは、生活保護水準ギリギリでありながら、今年も3年続きで2万円以上の大幅値上げとなり、5年間では9万円余から18万円余に値上げ額は2倍にもなります。

保険証取り上げ

 高すぎる保険料が払えず滞納する世帯が12800世帯にもなり、保険証の取り上げなども広がる深刻な事態です。短期証の発行は2085件、資格証は155件、差押は127件に上ります。こうした、滞納対策の強化だけでは問題は全く解決せず、国保加入者の医療を受ける権利さえ奪うことになりかねません。

公費増やせ

 23区は、保険料を抑えるため、高額療養費の1/2を保険算入せず一般財源で支払ってきましたが、4年間でやめる方針を打ち出し、今年は、その2年目です。区は一般財源を4億円減らすため、1人あたりの値上げの影響は6100円にもなります。一般財源の充当を元に戻すべきです。

皆保険を守ろう

 国民皆保険制度を守るためには、削減された国庫負担を元に戻すとともに、都や区が十分な公費負担を行うことが不可欠です。


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