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■540号 安倍政権への追随やめよ
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予算議会始まる
2月19日から4月のいっせい地方選挙の争点をにらんだ定例会がはじまります。20日に予定されている共産党区議団の代表質問の要旨は以下の通りです。
「地方創生」とは
安倍政権下の「地方創生」への認識について。
安倍政権は地方からのアベノミクス批判をかわすために「地方創生本部」を立ち上げ、「長期ビジョン」および「総合戦略」の骨子案を発表しました。
従来の縦割り行政から脱却し、地方での雇用の創出や子育て支援などの対策を打ち出す司令塔と位置付けられていますが、そこには大きな問題があります。区長は「地方創生」に基づき、「必要な準備を進め具体化していく」としています。
社会保障削減オンパレード
一方で、安倍政権が推進している年金の引き下げ、生活保護費の削減、介護の「要支援」の保険給付外し、医療費2割負担化、入院給食代の負担増、高額療養費の自己負担限度額の見直しなど社会保障削減のオンパレードです。貧困と格差を広げ、安心して暮らしていく生活基盤切り下げの方向を是と考えているのか。
東北の復興が遅れる
「地方創生」の特徴は、社会資本の首都圏への重点投資です。オリンピックに向けたインフラ整備やリニア新幹線、「国家戦略特区」による一極集中です。大震災から4年、いまだに25万人が避難生活を余儀なくされています。建築資材の高騰などで「入札不調」も続出しています。これでは、都市と地方の格差がいっそう進み、東北の復興も遅らせるだけではないか。
消費税増税で地方財源はどうなる
安倍政権は2年後に消費税率を10%に引き上げようとしています。消費税収の地方財源分が増えても地方交付税は減らされ、都税の法人住民税が一部国税化されようとています。消費税増税は地方財政の拡充にはならないのではないか。
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