森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

538号 区民犠牲で貯めるだけの区政



躍進さらに

 新春にあたり、総選挙での8から21議席への躍進へのお力添え本当にありがとうございました。
 今度は区政を変えるチャンスです。今年4月に行われる区議選での引き続くご支援よろしくお願いします。

暮らし守る区政に

 いまの区政は、「財政が大へんだ」と言って区民犠牲を押し付け暮らしを守る予算を削減し、基金(貯金)を貯めることを最優先にしている区政です。貯めるだけで、何に使うのかも明らかにされず、「まだ少ない」と言ってまた貯め続ける区政になり果てています。貧困と格差を広げ物価高と収入減・負担増をもたらしている安倍政権の暴走から区民生活を支えるために区の財源を生かすことこそ区政の役割です。

2015年度予算原案

 1月6日、新年度予算原案が区議会に説明されました。「財政が大へん」という区の主張は、ますます根拠がなくなってきました。

区税収入高い水準

 歳入について。区税収入は、バブル期の2年間、リーマンショック前後の4年間しか400億円を超えた年はありませんでしたが、2013年度403億円(決算)2014年度403億円(予算)2015年度406億円(予算原案)と3年連続して超える見込みです。

一般財源は増収続く

 特別区交付金は、149億円、139億円、2015年度127億円まで減少してきましたが、その他の交付金を加えた税外収入と区税収入を合わせた一般財源は596億円、619億円、2015年度624億円と増収傾向が続いています。
 3年連続して史上最高レベルの黒字決算を出しながら、史上最悪の区民犠牲を押し付け、「目黒は基金が少ない」といって基金ため込みを最優先で行っています。

異常な貯めこみ

 財政調整基金は、2013年度59億円、14年度100億円、15年度120億円にまで急速に積み増ししています。バブルの絶頂期ですら80億円でしたから、異常な積み増しです。

区民犠牲で貯めこみ財源確保

 日本共産党区議団は、区民の切実な要求を抑えつけながら、区民犠牲で得た財源を基金にまわす財政運営を一貫して批判してきました。

JR跡地売却に道理なし

 一方、JR跡地の売却収入27億円余を見込んでいます。32億円で福祉住宅建設のために購入した区有地です。区民要望の強い特養ホームや保育園用地として活用せよという陳情を自民・公明・民主(刷新)・維新・みんな(解散)などが否決したことは重大です。「まとまった土地を手に入れるのは難しい」といいながらまとまった土地を売却することに何の道理もありません。

新年度も新たなカット2億円余

 歳出について。3か年の緊急財政対策が終了し、区当局も一区切りついたと言っているにもかかわらず、オムツ助成のカットをはじめ180億円もの区民サービス削減や負担増を一部を除き復活させませんでした。
 その上、合計2億円超の新たな歳出カットを行います。この中には、学童保育料の1152万円の負担増分や区民サービス低下につながる図書館業務の民間委託拡大で常勤職員を15人削減するなど区民犠牲が継続されます。

区民との共同で実現したものも

 一方、こうした区民犠牲の緊縮財政期間中においても、区民のみなさんと共同して運動し、実現させたものもあります。

孤立防止策の拡充など

 待機児対策のための私立認可保育園(新設3園)の開設。
 孤立防止対策の強化(非常通報システム・生活リズムセンサーの75歳以上・日中独居への対象拡大、高齢者配食サービスの75歳への対象年齢緩和)、介護利用料低所得者軽減助成の継続。
 戦後70年・平和都市宣言30周年平和記念事業の充実(広島派遣人数増)、図書館開館時間の復元、給食食材の放射能測定の継続、区営住宅の低床浴槽設置やエレベータ―設置などです。


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