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■532号 待機児ゼロ貫け
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247人分の意味
保育園の待機児が増加しました。4月認可保育園に入れなかった子どもは958人にも上ります。区の算定方式でも247人と増え続けています。いま区は、247名分の定員を新たに確保する計画を進めていますが、これだけでは来年4月、待機児がさらに増加することが危惧されます。
2015年4月にゼロめざす
現行の子ども総合計画は、2014年度で待機児ゼロ実現の計画になっています。 2015年4月は、待機児ゼロを必ず実現すべきです。
9月17日の決算総括質疑で、「そのためには、247名分に加え、新たな増設計画が必要だ。どのような手を打つのか。」と質しました。
区は、(待機児が増えていることは)「申し訳ない。着実に整備していく」としています。
現行計画を後退させるな
改定中の子ども総合計画は、「量の見込み」と「確保内容」について国の指示通りニーズ調査を行った結果として、2019年度に待機児ゼロという現行計画より後退しています。また、再来年の4月は、0・1・2歳児は161人もの待機児が出ることを前提にした計画になっています。総括質疑で「待機児ゼロの現行計画からの大後退だ。計画を作り直して再来年以降もゼロにせよ」と迫りました。
国の指示通りでよいのか
区は「1年で待機児をすぐに解決するのは、きわめてハードルが高い。2017年度までの財政支援のある加速化プランの期間までに達成したい。計画と窓口申請の実態とのズレが出たら財政も見ながら対処していく」と答えました。
区は、待機児ゼロを貫き、増設計画を作り直すべきです。計画へあなたの意見の提出を。
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