森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

511号 保育園に入りたい・目黒でも審査請求



異議申し立て

 認可保育園に入れない親たちが、区に集団で行政不服審査法に基づく異議申し立てを行う動きが増えています。杉並、足立、大田、渋谷に続き目黒区でも3月27日、「認可保育園に入りたい」と区長に要請しました。

過酷な保活

 23区内で認可保育園に入園できない待機児問題がメディアで大きく取り上げられ社会問題になっています。「妊娠の時から死に物狂いの保育園さがし」をせざるを得ない「過酷な保活」という深刻な状況です。
 目黒区でも、募集数710人に対し、応募したのは1506人、53%の812人が認可保育園の一次募集で外されました。この割合は、23区の中で杉並、港に次ぐワースト3位という深刻さで、目黒区の見通しの甘さと「怠慢」の結果です。

早期増設を

 認可保育園に入れない親たちと保育関係者らは、3月21日、待機児解消に向けて認可保育園の早期増設を求め、区に要請行動を行い、30人以上が参加しました。

保育料9万円

 36歳の母親は、4月から7カ月の娘を認可外保育園に通わせて職場復帰します。認可保育園は第10希望まで書きましたが入れませんでした。給食費などを合わせた保育料は月9万円にもなります。「経済的にも大へんですが、ベテランの保育士がいないとか、狭いとか、いろいろ心配」と話していました。

安心の認可園

 37歳の母親は、2歳の娘を認可外保育園に預けていますが、3歳までしか入所できないので次の保育園を探さなければなりません。8月には2人目が生まれます。「先延ばししないでお育てに予算を充てて早く改善してほしい」と訴えていました。
 6月に3人目を出産予定の35歳の母親は、「上の子たちの保育園さがしはとても大へんだったから、この子を妊娠した時は『産むのはやめようか』と話し合った。認可保育園を増やして、安心して子供を産めるようにしてほしい」と強調していました。

願いは安心

 保護者にとっては仕事が続けられるかどうかの瀬戸際。園庭もプールもないといった保育環境だけではなく経済的な負担も厳しいのが認可外保育所です。保育者は日々努力していますが、圧倒的多数の親は、保育士の有資格者の比率も高く、施設が整っている認可保育園への入所を希望しています。
 小さなころから子どもの育ちに格差があるのはおかしいことです。

補助金カット

 これまでの自民・公明政権や民主党政権が、認可保育園建設のための補助金をカットし、定員超えの「詰め込み」やより安上がりな認可外施設の活用などで済ませてきたからです。国や自治体がやるべきことは認可保育園で待機児ゼロを早期に実現する整備計画を立て、認可保育園整備費に対する補助金を復活し拡充すべきです。また、国有地・都有地の活用での支援を強化することです。

財政ケチるな

 都議会では日本共産党に猪瀬知事が「認可保育所も増やす」と答弁しました。未来を担う乳幼児の豊かな発達を保障するための財政投入を惜しんではなりません。

定員拡大急げ


 日本共産党目黒区議団は先の定例会で、守屋教育会館跡地の仮園舎の空き建物を活用した認可保育園の開園及び現在ある区立保育園の定員を思い切って拡大することを提案しました。
青木区長は直ちに今困っている保護者のために早急に手を打つべきです。

区民の陳情を不採択

 目黒区立保育園を7園廃止し「私立」にしてしまう計画に対し「区立保育園をなくさないで」と、区民から3月定例区議会に5つの陳情が出されました。ところが …。

自公民みが×

 自民、公明、民主、みんなの党が不採択にし区民の切実な願いに背を向けました。子どもには最善の保育を保障すべきです。


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