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■506号 やっぱり統廃合の大合唱
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有識者会議4人同方向
区有施設見直し有識者会議の初会合が10月15日に開催されました。
約30人の傍聴者の前で4人の有識者と区部課長の質疑応答が2時間にわたって行われました。
保育園、児童館、住区会議室、図書館などの施設を機能ごとに数えると320ある目黒区の施設の多くがすでに複合化していて複合及び単独施設は177となっています。
やはり統廃合ありきか
これらをさらに「複合化すれば改築経費は2割減る。統廃合は(改築費の不足分を補う上で)効く(効果的だ)。目黒区の施設使用料は他区より低いので受益者負担を大幅に上げることもアイデアだ。」「目黒区は不動産価値(地価)が高いので、ここから(10年間の改築改修経費511億円から)統廃合で浮いた土地の売却収入を抜ける」
次回に方向性を出す
「次回に大まかな方向性を出す」「そのために改築改修経費のうち不足率(不足する額)を次回までに出すこと」など荒っぽい発言がポンポン飛び出しました。
住民自治の確立などの目黒区基本構想の理念も、長年の区民運動によって実現した各施設の設置目的も第1回会議ではまったく説明されませんでした。「統廃合先にあり」という進め方であることがはっきりした初会合でした。
区民の声を聴け
第2回有識者会議は11月27日午後5時からです。傍聴して監視するとともに区民関係団体の声を聞けという運動がたいへん大事になっています。
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