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■461号 中目黒駅周辺街づくり
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開発優先ノー
現行の中目黒駅周辺地区整備計画は、バブル期の1988年に策定されました。そして、20年余、上目黒1・2丁目は計画通り再開発が推進されてきました。そして上1再開発は、地下公共駐輪場をもって完了します。
補助金186億円
中目黒駅前再開発に投入された税金は186億円という膨大な額に上ります。その内、上1再開発の補助金は86億円で、総事業費334億円の4分の1を占めます。しかも、2005年以降、総事業費が36億円も膨らんだため、補助金は8億円以上も増えました。
財政難の原因に
中目黒駅前再開発のような大規模な都市計画事業が、23区内で多数推進されるようになると、結局、各区に配分される特別区交付金を圧迫することになります。福祉や教育の財源が、財源的に優先扱いされている開発事業費の煽りを受けていることが今日の財政難の一因と言えます。
整備構想改定
20年も前のバブル期に策定された再開発至上主義のような整備構想を再び息を吹き返らせる動きは、リーマンショック前のミニバブル期に頭をもたげました。東横線の南側の開発が終了するので、引き続き北側の再開発に乗り出す動きとして懸念されます。
素案の説明会
12月15日から1月20日まで改定素案に対する意見募集が行われています。
また、12月20日(月)午後7時より、目黒区総合庁舎2階大会議室において、改定素案の地元説明会が行われます。
大企業が誘導する大規模開発優先でなく真に住民が主人公の街づくりとなるよう意見を出しましょう。
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