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■460号 区立幼稚園廃園に反対討論
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11月30日、本会議において自民、民主、公明などの賛成で、区立幼稚園廃園条例が可決されました。私は反対討論を行いました。
区立の存在意義
区立幼稚園は、質の高い保育内容が高く評価され、子ども主体の遊びの中で、成長発達が保障されています。幼稚園活動に参加する保護者も学ぶ機会になっています。また、特別支援の必要な幼児の受け入れなど大切な役割も担っています。
経済的に助かる
経済悪化の中で、保育料などが低い区立幼稚園はますます必要とされています。廃園なら「私立は入園料や保育料以外にもお金がかかり、経済的に私立に通うことは無理。区立でなければ、幼稚園はあきらめるしかない」という切羽詰った声を切り捨てることになります。
通いきれない
区は3園を残すとしていますが、2つが廃園されれば通園距離が広がり、通いきれなくなるなど地理的な格差も生じます。
子ども条例に反する
目黒区は、全国4番目に「子ども条例」を制定し「こどもの幸せを第1に考えること」を基本としました。保護者から「区は、財政が厳しいことをことさら強調しているが、子どもの視点に立っていない」という意見が出されました。職員や経費の削減という行政の都合で、「行革」を理由に、廃園することは、「目黒区子ども条例」の立場から断じて許されません。
区民の声を聴かない
区は、からすもり・ふどう2園を廃止する方針を、4月突然提案しました。行革行動計画には項目さえなかったものです。
2園廃止に対する反対の運動と世論が急速に広がり、区は7月8月に6回の説明会を開きましたが、区民の意見を真面目に聞く姿勢は最後まで見られませんでした。
議会も軽視
6月議会に廃園反対の陳情が多数出されましたが、委員会審査の前に、区の最高決定機関・政策決定会議で廃園方針を正式に決めたことは、区民不在かつ議会軽視です。
住民参加なし
区民の意見は行革計画改定の中で聞くと言いながら、意見募集の締切さえ待たずに今議会に廃止条例を提案したことは、住民参加を進める立場にありながら、区として許されざる行為です。
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反対討論の全文は
http://www.jcpmkd.jp/html/menu01/2010/20101201123614.html
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