森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

454号 なぜ11階以上に外階段がない



再開発の区営住宅

 共産党区議団は、上目黒1丁目再開発の超高層アトラスタワービル165mに隣接して建設された13階建ての区営住宅を視察し、なぜ、避難のための外階段が10階までしかないのだろうか、なぜ11階から13階は危険で身震いするような外壁はしごしかついていないのか、岩崎議員はその疑問を一般質問で取り上げました。

高齢者が多いのに

 火災で内階段が使えない場合、ベランダに四角い穴があり、はしごで階下には降りれるようになっていますが、高齢者にとって利用は困難があります。ましてや、11階から上は外階段がない代わりに外壁部分に鉄の梯子が付いているのですが、これが高所恐怖症でなくてもこわーい。

なぜこんな構造に

 率直に区に聞いてもはっきりしない。ここは徹底追及するつもりですが、建築基準法などに基づいて外壁の避難ばしごが設置されているにしても、区営住宅だからこそ避難経路は万全を期して設置すべきところです。「居住者の実態に基づき、区は早急に改善すべきだ」と質したのに対して、区長は、「どのような改善方法があるのか研究していく」と答えました。改善の必要性を認めた答弁です。

安全軽視では

 「なぜ、10階までしか外階段がつかなかったのか」とたたきこむと、「2方向避難はベランダのはしごでできている。プラス安全のために外階段を設けた。アトラスタワー全体の中で避難経路が構築されている。全体の中で何ができるか研究する」と答弁が返ってきました。研究するは、検討するよりも、弱いあいまいな答弁です。

再開発の闇か

 他にも安全性で問題があると、区議団視察の時に、区営住宅居住者の方々から指摘された点がありました。超高層アトラスタワーのどこかが火災になった時に、区営住宅には避難放送が入らない聞こえない実態がある、というのです。しかも、区から管理を委託されている業者は、管内放送機の設置されている部屋には常駐していない。問題が次々に明らかになってきました。


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