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■454号 高齢者の医療費助成を
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区議団が条例提案
9月定例会が始まりました。岩崎ふみひろ議員が初日の7日に一般質問したのに続き9日、共産党区議団は、75歳以上の高齢者の医療費負担を軽減するため、議案提案権を活用し、条例提案を行いました。
入院費を全額助成
75歳以上の高齢者は、2万4085人です。この内、窓口で1割負担の人が1万7918人、3割負担の人が6167人です。今回の条例提案は、窓口で1割負担の人が入院した場合に、その入院医療費の内、自己負担した分を、償還払いの方式で、区の独自制度を創設して助成する提案です。
年3・5億円
この助成制度にかかるお金は、年間3億5000万円程度です。30年黒字幅は拡大し、2009年度決算額は、38億円の黒字。900億円規模の一般会計の目黒区で、3〜4億円の新規予算化は可能です。
優先順位は高い
自治体の第1の役割は、住民の福祉の増進。医療費助成の優先順位が高いことは言うまでもありません。中学3年までの医療費助成は、こうした政策的な重要性から実現した施策です。
長寿を喜ぶ区に
いま、高齢者の生活実態を考えれば、本当に生きていてよかったと、長寿を祝える社会と程遠くなっています。「姥捨て山」と怒りを広げている後期高齢者医療制度。即時廃止をめざす取り組みとともに、自治体で高齢者を大切にする姿勢を第1に掲げることが求められています。
先頭に立て
高齢者の消息不明問題の背景に貧困があります。いのちを守る政治を先頭に立って推進する区政に。
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