森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

450号 区民の請願権をふみにじる自・民・公



 保育園給食調理委託関係の陳情をめぐって、区民の請願権を第1にせず、踏みにじるようなことが行われました。

請願権を第1に

 6月11日に行われた議会運営委員会で、9つの保育園父母の会から出された「区立○○保育園の給食調理の委託化に反対する陳情」を、委員会に付託し審議するか否かを検討し、23日に開かれる文教・子ども委員会に付託しないことを、自民、民主、公明の多数決によって一方的に決めてしまいました。
 共産は、採決自体が無効だと主張して退席しました。独歩も退席。

付託の是非をめぐり対立

 陳情の委員会付託については、「議運委員会に諮り、取り扱いを検討する陳情」として、「最近(概ね1年)の定例会で結論が出た陳情と同趣旨の陳情で、特に状況の変化がないと認められる陳情」が対象になっています。

同趣旨ではない

 3月議会で否決された陳情と本当に「同趣旨」なのでしょうか。前回のものは、「平成23年度から保育園給食調理業務委託を見直し撤回することを求める」という趣旨でした。今回出された9本は、個別の自らの保育園の委託化はしないでください、という異なる趣旨の陳情です。

状況は変化している

 3月議会で、撤回の陳情が否決されたことにより、まず2園委託という「行革」が現に進んでしまうという差し迫った事態があるからこそ、出された陳情です。状況の変化があることは明白です。

請願権を奪うもの

 議会運営委員会の申し合わせにも、全会派一致につとめることが明記されています。その努力が十分に行われたとはいえません。
 区民の請願権(目黒では陳情は請願と同じ扱い)を踏みにじることは許されません。

安全な給食を

 目黒区は、「行革計画」で経費削減を口実に、来年4月から保育園給食調理を民間委託することを計画し、7月には初年度の2園を決定し、10月には業者を決めようとしています。
 3月議会に出された「撤回を求める陳情」を民自公が不採択にし、今度は「自園を委託しないで」という陳情を付託さえも拒否してしまいました。


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