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■449号 JR跡地に公的住宅を
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JR跡地は緑で覆われている |
区民全体の財産
上目黒1丁目のJR跡地の利用をめぐり、大企業の利益を優先し、開発型で進めるのか、それとも公的住宅やみどりの保全など区民中心に進めるのかが問われています。
この土地は、公的住宅を整備する目的で、都と区が32億円ずつ出して購入した区民全体の財産です。
大企業に提供
当初、区は高齢者福祉住宅など83戸、都は都営住宅101戸の整備を進めていましたが、都営住宅の新規着工ゼロ・民間主導の住宅政策に都も国も後退するなかで、区は土地貸し業さながらの計画に転換しました。
跡地開発の設計提案で「優れた」企業を選定し、50年ないし70年の定期借地で大企業に「半永久的に」跡地を使用させるというのです。
利用計画めぐり
3月改定された実施計画に、区民住宅10戸、高齢者福祉住宅20戸を跡地に整備することが盛り込まれましたが、「この公的住宅は、跡地になじまない」「ゆとりある空間にはならない」などという意見が、地元の懇談協議会の23人の大多数から出され、都と区は対応を検討していく、というのです。
公的住宅が優先
全都で公営住宅の最も少ない目黒区に、高齢者や子育て世帯が安心して目黒区内に住み続けられる公的住宅の整備こそ優先すべきです。
大企業の利益のために区民財産を提供することこそもってのほかです。
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