|
■447号 保育園に入れない
|
待機児童51人
今年4月、どの保育施設にも入れなかった待機児童が51人出たと、区は、12日の文教こども委員会に報告しました。
地区別では、北部7人、東部23人、中央8人、南部8人、西部5人。
年齢別では、0歳10人、1歳22人、2歳11人、3歳6人、4歳2人、5歳0人。
保育施設の定員
2010年度の定員は、3304人。昨年より261人分増やしました。認可園の定員を218人増やし2664人に、認証保育所の定員は38人増え532人に、保育室の定員は73のまま、家庭福祉員の定員は、5人増え35人になりましたが、増え続ける入園希望者に対し、ペースが追いついていません。基本となる認可保育園の増設を進める上で、地価が高いために用地取得が大きな壁になっています。
そうした中、小池あきら参院議員が国会で、待機児解消に国有地の提供を求め、政府の前向き答弁を引き出したことに期待が集まっています。
保育制度の改悪
いま、民主党政権がすすめようとしている保育制度の改悪は、保育にたいする国や自治体の責任を大きく後退させ、受益者負担・応益負担を持ち込もうとするものです。
また、待機児童解消を口実にした「幼保一体化」も出されています。いま検討されているものは、規制緩和をさらにすすめ、財政的な保障をしないままに、しくみをかえるものであり、待機児童解決につながらないばかりか、あらたな保育条件の後退をつくりだすものです。
区立幼稚園を廃園に
目黒区では、5つの区立幼稚園のうち2園を廃園した上で保育園にし、3園を認定子ども園に移行しようとしています。
|
|