森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

443号 区施設利用料値上げやめよ



これが「行革」か

 区の行財政改革本部は、先月「公の施設使用料の見直し方針(改定案)」を決定し、2月8日各常任委員会に報告しました。
 今後、区は、9月議会に値上げ条例案を提出し、周知を図ったのち、来年の4月から実施するとしています。

高齢者を直撃

 最も身近な住区会議室の場合、午前中の利用が約4割、午後の利用が約2割値上げされます。今回最も値上げの影響を受けるのは、高齢者世帯です。午前中の利用料が軒並み50%アップとなるからです。年金で暮らしている高齢者に、これ以上の負担増を押し付ければ、健康と生きがいのためにやっているささやかな趣味の楽しみまで奪いかねません。

子育て世代を直撃

 子育て世帯は、経済的支援を最も強く求めている世代です。自主的に集まって、子育ての悩みを語り合う場さえ奪いかねません。

生活厳しい時に

暮らしが大変厳しい時に、暮らしサポートなどと言って逆ではないか。多くの区民に不安が広がっています。
 地域活動団体や社会教育団体も会員の減少によって財政運営に苦慮しています。活動が縮小すれば施設の利用率が下がり、値上げの効果は期待できません。

受益者負担

 区は、施設使用料は、受益者負担の原則に基づき、公の施設であり、維持管理経費の一部を利用者に負担してもらう。1998年以降据え置いてきたので維持管理経費と使用料に差がでてきたので縮めたいとしています。
 今回の改定が実施されれば6100万円程度の増収があると区は見込んでいます。

協働と逆行

「行革」方針に対し多くの個人・団体から施設使用料の値上げに反対する意見が出されました。「30年余にわたって区と協働し、区民の消費生活向上のために活動してきた。単に「適正な受益者負担」の観点で施設使用料を課せられては納得がいかない。区と団体とでお互い受益を受けている。一方的改定は不本意だ。…」
2月25日区に再検討求め代表質問します。


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