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■438号 仕事と住まいと生活支援を
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今年も区民生活にとって、厳しい年の瀬を迎えています。
失業保険が切れる
厚生労働省の調査では、解雇や雇い止めで仕事を失った人のうち、年末までに雇用保険の失業給付が切れるのは約39万人、そのうち約6割は再就職できず収入が途絶える見込みで、年末年始に約23万人への支援が必要なことが明らかになりました。
失業保険がもともとない
直近の完全失業者数は344万人と1年前に比べ89万人増加しました。失業給付を受け取っているのは失業者の4人に1人で、もともと失業給付が受給できない人もたくさんいます。
ホームレス急増
こうした雇用経済情勢の下で、職も住まいも失い、目黒区役所生活福祉課の窓口に来るホームレスの方が増加し続け、1カ月の実数が、2年前の400人台から、今年は800人台に急増しました。
路頭に迷わすな
「年越し派遣村」のような事態を繰り返さないために、1人の失業者も寒空のもと路頭に迷うことが絶対にないよう、失業給付を延長・改善するとともに、失業者への衣食住の生活や就労への支援を国や自治体の行政責任で強めることが急務となっています。
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