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■437号 国際平和協力センターが「廃止」に
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国際平和協力センターのイメージ図 |
事業仕分けで「廃止」に
2010年度予算概算要求の無駄の洗い出しを行う行政刷新会議のワーキンググループは、11月24日の事業仕分けで、「国際平和協力センター」については「廃止」と結論づけました。
「荒っぽい」が
連日、事業仕分けの様子が報道されています。「荒っぽい」やり方に各分野から批判が出されていますが、この日は、昼のニュースで国際平和協力センターが「廃止」となったことを知って、たいへん喜んだ目黒区民が多かったのではないでしょうか。
テレビ報道で
このニュースは各局で取り上げていました。わたしは、テレビ朝日のワイド!スクランブルから前夜インタビューを突然受けましたが、その一部が昼に報道されました。
国際平和協力センターは、田母神元学校長が侵略戦争美化の幹部教育を行って社会問題になった統合幕僚学校の下に置かれ、自衛隊の海外派兵の拠点となる憲法違反の施設です、という下りは、カットされるとは思っていましたが、やっぱりカットされていました。
展示施設は練馬にあるし、教育施設は御殿場の駒門にあるのでムダな施設です、という下りだけを放映していました。
防衛省に質す
共産党区議団は、国会議員団を通じて、11月5日には文部科学省から、11月12日には防衛省から、プルトニウム撤去とともに国際平和協力センターについて、状況を聞いてきました。
現在、中目黒に所在する防衛省・自衛隊の組織と施設は、防衛研究所、統合幕僚学校、陸・海・空各自衛隊幹部学校、艦艇装備研究所(技術研究本部)という内容で、市ヶ谷の駐屯地から基地が移ってきて中目黒駐屯地になりました。
31億円にメス
国際平和協力センターは、2008年度予算(15億円)で着手し、今年3月の入札で建設業者が決まっていました。2009年度予算(10億円)2010年度概算要求(6億円余)合計31億円のムダ。決定的「廃止」に追い込みましょう
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