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■436号 生活保護の母子加算が復活
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1人親世帯の54%が「貧困」
厚生労働省は11月13日、ひとり親世帯の貧困率が54.3%に上り、OECD30か国中「最悪の水準で恥ずかしい数字だ」と発表しました。
日本人の貧困率が15.7%であることが、政府によって初めて公表され、子どもの貧困率が14・2%と発表されるなかで、貧困の世代連鎖を防ぐ課題が浮き彫りになっています。
83世帯に朗報 12月から復活
こうした中で、生活保護の母子加算が12月から復活されることになりました。
対象世帯は83世帯。月額は子ども一人で23260円が現在の生活保護費に上乗せされます(52世帯)。2人なら1840円(23世帯)、3人以上なら940円が加算されます。
生活保護の基準が上がれば
母子加算の復活で、生活保護基準が上がることによって、ボーダーラインにいた世帯に再受給できる可能性が出ています。数年前は2倍近い百数十世帯が母子加算を受けていました。
冷たい政治の象徴のような母子加算の廃止、復活させたのは世論と運動の力です。
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