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■399号 後期医療 高い保険料に怒り
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窓口に殺到
後期高齢者医療制度の保険料通知が14日いっせいに発送され、翌15日から、「額が高い」という苦情、保険料の算定方法や納付方法に関する来所が連日100件から130件、区は、カウンター窓口を増やすなど対応に追われています。電話はそれより多く、朝から鳴りっ放しという日が続きました。
8万円から16万円に
私のところにも、保険料のあまりの高さにビックリした方から相談が入りました。
東山に住むYさん夫妻は、2人とも75歳以上です。昨年は、国保料が2人で7万7640円だったが、今年は、16万2152円。実に2倍以上に跳ね上がっていたのですからたいへんです。
これが応分の負担か
夫は、障害者であり、住民税などでは、障害者控除の対象になっているのに、後期高齢者の保険料の所得割額は、「旧ただし書き所得」として基礎控除の33万円しか引いてない所得金額をベースに計算します。これを都広域連合の説明書では、「より幅広く応分に負担をしていただく計算方法」としています。
「10年夫の介護で尽くしてきたのにひどい…」と怒りをどこに向けてよいかわからない様子でした。
廃止しかない
ひどく高い保険料、「銭勘定ばかりで人間の尊厳を認めていない」差別医療制度は、一部の手直しで直せるものではなく廃止させるしかありません。
秋の臨時国会に向けて、参議院で可決した廃止法案を衆議院でも可決させる署名活動が進められています。廃止のための運動を盛り上げましょう。
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申告で軽減も
住民税の申告をしていない方は、申告すると、保険料が軽減されるケースがありますので、ぜひ区役所に問合せを。
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