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■388号 長寿喜べない医療制度
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怒りのスタート
悪名高き「長寿」医療制度が4月からスタートしました。年金天引の始まった15日、全国で不満や怒りが噴出しました。
目黒区では、年金天引は10月からとなりますが、役所の窓口にはすでに区民からの電話での問い合わせが一日50〜100本と殺到しています。
保険料の決定通知は6月に送付されます。3か月徴収を遅らせたので1回分の保険料は、年額を9分の1に分けた額となります。7、8、9月は納付書による納付。10、12、2月は年金から2回分ずつ天引きとなります。
高齢者いじめ
目黒区には、2万2800人の75歳以上の高齢者がいます。後期高齢者医療制度は、これまで会社員の子らの被扶養者となっていた人からも年金天引きで保険料を徴収します。無年金などで収入のない人からも納付書を送り付け徴収します。
お年寄りの暮らし向きなどまったく眼中にない保険料の取立ては、この制度の非人間的な本質を物語っています。
10月からは、65〜74歳の国保加入者の多くが国保料を年金から天引きされます。しかも政府は、介護保険料、医療保険料に加え、来年10月からは、住民税まで年金から天引きすることを狙っています。「納付の手間を省くため」どころか「納付率を100%にし、取りはぐれをなくすため」が真の狙いです。
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