森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

383号 人間らしく生きたい



住めない目黒

 貧困と格差の広がりとともに、無年金低年金の高齢者が多い中で、生活保護世帯は目黒区でも2000世帯を超えました。
 ところが、住宅扶助の上限が都市加算を入れても69800円であり、アパートはなかなか見つかりません。そのために低所得者は、区外へ転出する人が後を絶ちません。

今年もハズレ

 高齢者福祉住宅に応募した人から「今年もまたダメだった」という声を聞くにつけ本当に整備させていかなければと痛感します。

計画より立ち遅れ

 沢井区議の代表質問の答弁でも、青木区長は、区営住宅整備について「住宅マスタープランに沿ってやっていく」といいましたが、計画から見て大きく立ち遅れています。

JR跡地計画

 JR跡地で高齢者や障害者の福祉住宅を建設する計画を変更して、大企業の開発のために区民の土地を50年以上もただ同然で貸出すことは許せません。

老齢加算廃止

 老齢加算は、生活保護を受けている70才以上の方に1万8000円程度支給されていたものでしたが、「骨太の方針」で廃止されました。その上、青木区長は、夏冬の冷暖房の時期に見舞金を廃止してしまいました。
 民医連による老齢加算廃止後の生活実態調査によれば、不足した費用として最も多かったのは、食費で52%に達しました。入浴は週3回以下が72%、冠婚葬祭にまったく参加しない世帯も51%に上りました。今の高齢受給者は、生活というより「生存しているだけ」という人間らしい生活とは縁遠い状況です。

ホームレス支援

 2006年国会で成立した「住生活基本法」は「住む権利」を明確に規定してはいません。国の住宅政策の大後退です。住居の確保は行政の責任です。
 目黒区内で救急車で病院に運ばれたホームレス等の人は、2007年に49人もいます。
 東京都は、路上生活者の自立支援の予算を数が減ったことを理由に4億円削減します。本当に路上生活者は減ってきたのでしょうか。ネットカフェ難民といわれる住宅を持たない人たちが多数生まれていることは紛れもない事実です。


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