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■383号 セーフティネットはどこに
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くらし非常事態
3月定例会の代表質問と一般質問への区長の答弁を通じて、ますます青木区長の政治姿勢がハッキリしてきました。
雇用の規制緩和による非正規雇用の増大や庶民増税や医療介護などの社会保障改悪によって貧困と格差を深刻化させてきました。
持続可能な制度のため?
ところが区長は、「構造改革」は、持続可能な社会のための「処方箋」であり、区民の不安感を高めている影の部分は「副作用」だというのです。区民生活が非常事態に陥っているという認識はきわめて希薄です。
区長は、低所得者の介護サービス利用料負担軽減策や障害者への通所の食費負担軽減策などを挙げ「すべて区だけでできるわけではない。障害者、高齢者への支援は区としてできるだけのことはやった」と大威張りです。
くらしのセーフティネットは大事としながら、「構造改革」として生活保護の老齢加算まで削りセーフティネットをどんどん崩していることにまったく無頓着です。
くらし支援本部
「区民の生活困難については、日常業務を通じて対応できるものは対応している。くらし支援対策本部の設置は考えていない」と、低所得者の生活を守ることが優先課題であるという認識はありません。
消費税アップ容認
消費税値上げに反対すべきことを迫ると、「軍事費5兆円を削っても(社会保障費は)まだ足りない。毎日支えていくものは、なるべく多くの人が負担すべきである。消費税は検討の時期にきている。どのようなものに充当するかは今後議論していく必要がある」とし、消費税値上げ容認の立場を明らかにしました。
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