森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

373号 地球温暖化を目黒で考える



科学者が警告

 3日から14日までバリ島で地球温暖化対策の国際会議(COP13)が開かれています。
人類の生存が脅かされる破滅的な事態を避けるためには、平均気温の上昇を1850年ごろと比較して2度以下に抑える必要があると科学者が警告しています。しかし、すでに0・74℃上昇しているので、のこりは1・26℃だけです。
2度以下に抑えるためには、世界全体の温室効果ガスの排出を90年比で2020年までに10%、50年までに50%削減する必要があります。

逆に6.4%増加

 京都議定書は、先進国の温室効果ガスを2012年までに5%削減するものです。日本は6%を約束しましたが、達成するどころか、逆に6・4%も増えています。

企業が8割を出す

 そもそも、6%の削減目標の大半は海外の余剰排出枠を購入する計画だったのですからまじめに取り組む姿勢ではありません。日本の排出量の8割以上を占める企業関連の対策が企業の自主的取組に丸投げされているからです。

猛暑で熱中症死

 今年の夏は、熊谷市で40・9℃に上るなど最高気温の日本記録が74年ぶりに更新され、記録破りの猛暑でした。亜熱帯化です。
東山では80代の夫婦が熱中症で亡くなりました。温暖化対策はどこかの問題ではなく地域問題です。 
目黒区では11月に、地球温暖化対策地域推進計画の「中間のまとめ」がだされました。計画の目標値は、2004年度を基準年として、毎年1%削減する。2008年から5年間で5%削減するというものです。

開発の規制を

 環境審議会で私は、「家庭、事業所、学校がそれぞれ排出削減に取り組むことは大事だが、超高層ビルの建設等により、結果的に排出量が増えてしまうのではないか。大規模開発を野放しにするのではなく条例等で規制していくことが大事だ。個々の取り組みが報われるように増減で管理すべきではないか」と提案しました。


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