森美彦 日本共産党目黒区議会議員 葉っぱ
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森美彦のモリモリ区政報告

365号 議会軽視で民営化園を指定



情報が少ない

 9月28日の本会議において、区立第2田道保育園を廃園し、公設民営の「目黒保育園」の指定管理者について、(社会福祉法人)和泉福祉会への指定が可決されました。賛成は、自民、民主、公明、社民。反対は、共産、独歩、生活者ネット。
 わが党は、民間指定先をどこに決めるか以前の問題があり、民営化そのものに反対ですが、少なくとも指定先を選ぶ選定委員会に提供した情報は、議決権限を持っている議会に提出すべきである、と考えています。
 初めての保育園への指定管理者導入にあたって、3ページの資料だけで判断せよ、というのはあまりにも情報が少なく、非公開で行われた選定委員会の結論を「追認せよ」と言わんがばかりです。議会軽視もはなはだしい。

保育の質が低下

 そもそも、「構造改革」の名で進めてきた民営化路線そのものに、参院選でノーという審判がすでに下されています。
 区立保育園の民営化に保護者も区民もノーといい、区の理事者だけが躍起になっている構図でした。区の理事者がいくら「保育の質」を保障するといっても、それができないことは保護者との協議の中で徹底的にゴマカシが明らかになりました。だから、協議を突如打ち切り、「区立の民営化ではなく廃園」そして「公設民営化園の新設」という奇策に出たのでした。「安かろう悪かろう」保育で、子どもに犠牲を強いることは許せません。

区民の声を無視


 この変更案については一切協議を受け付けない一方的な押し付けであり、青木区長の公約である「区民が主役」とは、正反対の民主主義のルールと自治体のあり方を踏みにじる暴挙です。


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